Micha クラシック&リュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

T.ファイ:ハイドン 交響曲No.97  

復帰の見込みがないというT.ファイですが、T・レコを見るとハイドン交響曲全アルバムほかヘンスラー社のCDは全て「現在オンラインショップ取扱なし」又は「廃盤」となっている、今までのシリーズ録音は今後どうなるのか、状況がわからない。概ね集めておいて良かったのか?
今日はその中より、第13集のハイドン 交響曲No.97です。

t fey hay sym97
トーマス・ファイ指揮、ハイデルベルクSO

交響曲No.97 ハ長調
ファイはアーノンクールと同じく、柔と剛、強弱の響きの対比が深く、ややハイテンポ、録音は雑味のない鮮明さで直接音そのものが美しい。
第一楽章、序奏開始の打音は鋭く、そして涼やかな弦、粘らずさらりといく。主部は快速で「大らかさ」とは無縁な緻密なアンサンブルで決めてくる、この楽章は整然とまとめた感じだ、強奏を響かせた後のぐっと押さえた弱奏の美音が引き付ける。展開部もかっちりと、再現部の240~267小節が、活気に満ちた間にしばしの静けさで効果的。
第二楽章、変奏曲のテーマを清涼な弦が始める、第二変奏の突然の強奏と木管の美しさの対比がいい、この楽章にはもう1つ意外な仕掛けがあり、第三変奏の84小節からvnにal Ponticello(駒の近くを弾く)の指定があり、倍音を強く響かせる奏法、
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こんなの現代音楽くらいかと思っていた^^ファイは印象的に聴かせるが、極端にせず、清涼さを保っている。
メヌエットは快速に運び、痛快さをだす、トリオも同じテンポでさらりと聴かせる。
終楽章、快速に切れ味たっぷりに演奏、ガツンとくる強奏、ぐっと引く弱奏、フガートの部分の目まぐるしさ、魅力を圧縮して一気に聴かせる。終結前のフェルマータ(308~313小節)をじわ~っと伸ばし、そのあと痛快に終わる。
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category: F.J.ハイドン

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