Micha クラシック&リュートの楽しみ

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NASAの宇宙絶景Ⅶ:バブル星雲(NGC7635) ≪追記あり≫  

26周年となるハッブル宇宙望遠鏡(HST)の画像は本当に立体感があって、そこで何が起きているのかイメージしやすいです。これもHST最高の絶景画像に加わりますね、カシオペア座、7100光年にあるシャボン玉のような星雲NGC7635、
NGC7635.jpg
NGC7635拡大画像

古くはW.ハーシェルによって発見されていた星雲で、ここまで詳細に捉えた画像は初めてで、異なる波長の画像を合成してある。一見、球体が左上から照らされているような錯覚を受けるが、内部の明るい大質量星がこの星雲を照らしている光である。
丸い星雲は差し渡し7万光年で、ちょうど地球からアルファ・ケンタウリまでの距離の倍という大きさ、星雲内の左上にある明るい星が大質量星で太陽の45倍、約400万歳で、1000万年~2000万年後には超新星爆発するとされる、これが強い恒星風を吹かせ、周囲の星間ガスと衝突し、外縁は除雪機が雪を掻き寄せたようにくっきり境界を作っている。中心にあるべき大質量星が左上に寄っているのは、廻りの星間ガスの濃度に起因する、画面右~右下部分は薄いため、掃き寄せが速く進む、左上は画面が示すように行く手に濃いガス雲があるため、その抵抗でゆっくり拡張していく、
画面左上にはわし星雲M16などとよく似た柱状の星雲が見える、
ngc7635b.jpg
ここに大質量星の恒星風はまだ達していないが、紫外線は届いていて、星雲の薄い部分が吹き掃われ、濃い部分が圧縮され、くっきりとした姿になっている、
また大質量星のすぐ右にも明るく照らされた星雲が見える、
ngc7635c.jpg
この濃い部分は新しい恒星の誕生する所になるだろう。

*恒星風(太陽風):恒星表面の光や磁気の圧力で、重力を振り切って放射されるガスである、イカロスのようなソーラーセイルはこの恒星風で押されているのではなく、光を反射する反作用の力で進む、よって鏡のような金属光沢の帆が必要となる。

追記:視野を広げてみると、大質量星の紫外線が影響を及ぼした範囲がわかる。
bubble_croman.jpg
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category: 宇宙・天体

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