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宇宙の回転構造Ⅳ:銀河風  

星形成が爆発的な銀河では銀河風(スーパーウィンド)を吹き出しているものがあります。
一方、銀河中心に超巨大ブラックホールがあり、そこからピンポイントに吹き出す銀河ジェット(宇宙ジェット)がありますが、これとは区別します。

M82のパルサー
M82は天体望遠鏡でよく観測した、横から見た渦巻き銀河に見え、わずかに凹凸が見えたがそれは不明だった、今思えば一部がガスで遮られていたんだとHSTの詳細画像でわかるが、この壮観さには驚いた次第。
銀河の合体などで星形成が活発な銀河は多数生れた星の出す紫外線に加え、短命の巨星の超新星爆発も集中的に起こり、銀河風を放出するが、おおぐま座のM82は近傍にあるM81銀河の重力の影響でにスターバーストを起こしていると考えられてきた。中央の上下にガス雲が噴出している、赤い色はおもに水素の色。
M82.jpg
M82 可視光拡大画像
中心には中型級のブラックホール:M82 X-2があるとされてきたが、2014年、NASAのチャンドラX線観測衛星により、中心にあるのは1.37秒間隔で明滅するパルサーが正体だとわかった、観測史上最も明るいX線を出すパルサーである。
m82x2.jpg
M82 可視光とX線画像(青)の合成
動画→パルサーの明滅
ブラックホールほどの質量を持たないパルサー(中性子星)がなぜこれほどのエネルギーを放つのか?伴星から凄まじい勢いで物質を取り込んでいるためとか、仮説が立てられている。
M82の銀河風もこのパルサーが大もとで、中心部に集中しているように見える、銀河ジェットと言う要素もあるのか?迷ってしまう;

NGC 6240
一方こちらは天の川銀河サイズの2つの銀河が合体し、激しいスターバーストが起きているところ。短命な大質量星が数多く超新星爆発して塵やガス雲を拡散させる。中心では2つの巨大ブラックホールが接近して廻りあっているそうで、これがより活動的にしていると考えられる。
ngc6240.jpg
NGC6240 可視光
こちらは銀河全体から銀河風を吹き出し、高エネルギーのX線画像ではガスの広がりは30万光年に及ぶ、ガス雲の温度は700万度以上とみられる。
ngc6240X.jpg
NGC6240 可視光とX線画像(紫)の合成
この合体銀河はガス雲の消費度にもよるが、最終的に楕円銀河になる可能性もあるらしい。
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category: 宇宙・天体

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