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宇宙の回転構造Ⅶ:"空所の銀河"  

宇宙の大規模構造で、銀河の分布を調べると、立体的に繋がり合った網目のような部分(フィラメント)に銀河が集中し、そこ以外の領域は何もない空洞(ボイド)になっています。
銀河フィラメント2
資料:国立天文台
宇宙誕生直後の僅かな物質分布のムラが引き継がれたものと考えられます。ボイドの域内には本当に何もなく、1立方mにつき、原子が1個くらいの荒涼とした空間と言われます。
うお座、3億3000万光年にある、LEDA1852(MCG+01-02-015)は何故かそのボイド域にポツンとある銀河だそうです。
LEDA 1852
HST拡大画像
HSTの画像では渦巻き構造をもつ、しかし腕はほとんどくっつき合っていて隙間がない、ガスや塵も少なそう、後方にある銀河が透けて見えている、という点で先日のNGC4921に近いようにも見えます。この銀河の大きさはわかりませんが、渦巻構造をもつだけの規模です、過去には銀河フィラメントに属し、他の銀河との合体成長があった?それが、何かの要因でボイド域に出て行ってしまったのか、銀河は様々な方向に動いているが、ダークマターも含め、銀河フィラメントにはとび出だそうとする銀河を引き止める十分な重力があるのではないか、それでも稀に、"浮遊惑星"みたいな銀河が出てくるのか?そのへんが知りたいところ;

宇宙の加速膨張が続けば、やがて銀河同士が引き合う重力より、空間膨張が勝り、フィラメント構造も散りぢりになって、すべてがボイド化するのかもしれません。

追記:すばる望遠鏡のFastSound (ファストサウンド) という銀河サーベイにより宇宙の大規模構造が成長する速度を*共動距離130億光年前後という遠方の銀河による測定に成功、一般相対性理論の宇宙定数が予想する加速膨張と一致することが確かめられた。
すばる望遠鏡サイト
*共動距離:
観測する天体からの光が我々に届くまでの時間に、これまでの宇宙の膨張を考慮して算出される距離
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category: 宇宙・天体

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