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宇宙は本当に加速膨張しているのか?  

今まで何度か話題にしてきた宇宙の加速膨張はサウル・パールムッター、ブライアン・シュミット、アダム・リース、三氏のチームが1998年に発表し、2011年のノーベル賞受賞となった。また同時に宇宙空間を広げる斥力としてダークエネルギーが提唱され、現在宇宙のエネルギーの3/4を占めることが導かれた。ダークエネルギーは真空のエネルギーとも呼ばれ、宇宙の始まり、インフレーション理論でも登場する。
遠方銀河
E.ハッブルの発見以来、遠くの銀河が遠ざかっているのは確かだろう、我々が中心ではなく、宇宙全域が同じように膨張しているので全ての銀河が互いに離れていき、遠い銀河ほど速く遠ざかる、やがて宇宙全体の物質の重力で膨張は減速、収縮に向かうと考えられていた。
パールムッター氏らも当初は膨張の度合は減速を示すものと予測していたが、Ia型超新星で遠方銀河の距離と赤方偏移の観測から、膨張は加速していたという結果に観測者らも驚いた。

しかしその後、先日も書いたとおり、Ia型超新星の明るさにはばらつきがあるのでは?という、標準光源としての信頼性が揺らぐ可能性もでてきた。

もう一つの判断材料として、重力レンズによって、宇宙の膨張の度合を測ろうという研究者もいる、この「アインシュタインの十字架」と名がついた画像、
アインシュタイン クロス
中央の楕円銀河が重力レンズとなっている
中心の銀河の周りに黄色く4つの光が見えるが、じつはさらに遠い銀河で起きた1つの超新星爆発が手前の銀河の重力レンズ効果によって、4つに見えている。超新星がこんな位置関係で見られる確率は1%と言われ、極めて貴重。この超新星の光は数年後に傍にあるもっと強い重力源のルートも通って、別の位置にもう一度観測されると予測されている、どれだけ遅れるかによって、その間の宇宙の膨張速度の推移が割り出せる(遅くなるほど、膨張のペースが上がっている)、というわけだが結果によっては加速膨張を裏付けることになるかも?

一方で、2008年の少し古い情報だが、スペインの研究グループにより、宇宙の時間が減速しているのではないか、という説も出ている、宇宙の初期に対し、現在までに時間の進み方が減速していると・・、遠くの銀河を観測すると、時間の経過が今より速かった過去を遡って見ているため、加速しているように見える、という逆説的な考えだ。しかし、この説を推し進めると、やがて時間は止まる(時間が無くなる)ということに・・?

どうやら空間も時間も絶対的なものでなく、ゴムみたいに伸び縮みするようだし、宇宙のどこにも絶対的なものさし基準点もない、全ては相対的・・ほんとにわからない^^;
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category: 宇宙・天体

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