Micha クラシック&リュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

H.グリフィス:J.B.ヴァンハル 交響曲とvc協奏曲  

グリフィス指揮が続いてます^^P.ヴラニツキーの交響曲を聴いて以来、作品の良さを的確に引き出してくれる、いずれも期待に応える演奏です。そこでヴァンハルも1枚聴いてみたくなりました、内容は以下の3曲、micha

ヨハン・バプティスト・ヴァンハル(1739-1813)
1. 交響曲 ハ長調 Bryan C9
2. チェロ協奏曲 ハ長調 Weinmann IId:C1
3. 交響曲 ホ短調 Bryan e2

vanhal sym
イストヴァン・ヴァルダイ(チェロ)
ハワード・グリフィス(指揮)、カメラータ・シュヴァイツ
2010年録音 cpo


交響曲ハ長調 Bryan C9
3つの楽章の作品、第一楽章 Allegroはわりとゆったり感覚で両主題とも、ちょっとひねった表情で気品がある、展開部は短いが味わい深いものとなる。再現部は型どおり、簡潔なソナタ形式でさらりとした楽章。
第二楽章、Cantabile ヴァンハルらしい旋律美で小ソナタにまとまっている。
終楽章、Allegro moltoは快速でハイドン初期の傑作急楽章のような(21番あたりの)切れ味と密度感を聴かせる、グリフィスも心得た演奏だ。

チェロ協奏曲ハ長調 Weinmann IId:C1
ヴァンハルはvn協奏曲も魅力だったが、vc協奏曲は・・
第一楽章、Allegro moderatoはtrp、timpを加えた編成で輝かしい前奏が始まる、健康美の良い楽章だ。前奏は短くチェロが入る、オケの弦が二重協奏曲のように寄り添って和声を聴かせるところもいい。イストヴァン・ヴァルダイのチェロは艶やかな美音で重音奏法も力んだところがなく鮮やかに決める。
第二楽章、Adagio 磨かれたセンスの旋律美、vcソロは美しい流れに気品ある装飾的な動きを散りばめる。
終楽章、Allegro ハイドンのvc協奏曲No.1を思わせる、vcソロがテクニカルでキレキレの白熱した楽章だ、これは予想外の魅力でじつに良い、ヴァルダイとグリフィスが痛快に決める。

交響曲 ホ短調 Bryan e2
先日のハ短調とともにこれも傑作の短調交響曲だ。
第一楽章、Allegro moderato 緊迫感と流麗な美しさを併せ持つ、展開部では第一主題の変形がなんとも魅惑的な響きを聴かせる。グリフィスは適切にぐっと力感や推進力を持たせ、つぼを押さえて聴かせる。
第二楽章、Cantabile 弦のみによる小ソナタ、ハイドンの疾風怒涛期の緩抒楽章の深く引き込む魅力に対し、こちらは旋律美で優位に立つと言えようか。
メヌエット ma un poco allegretto ホ短調の憂いを帯びた主題はハイドンにも聴かれるタイプだ、トリオは穏やかな温もり。
終楽章、Allegro リズミカルなロンド風主題、簡潔なソナタ形式だが、緊迫した部分では自然発生的に?運命の動機のリズムパターンが現れる。
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