Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

銀河ウォッチング4 ≪追記あり≫  

20世紀初頭まで、望遠鏡でぼんやり見える銀河が、我々の天の川銀河の中にあるのか、外部の天体なのかさえ不明で、論争が行われたというのに驚きます。アメリカの天文学者ヒーバー・ダウスト・カーチス(1872-1942)が渦巻き星雲(銀河)の中に発見した新星の明るさから、それは我々銀河系の外にあり、宇宙には渦巻き星雲が島のように存在し、銀河系もその一つだと、初めて正しい捉え方を示しました。程なくE.ハッブルがそれを確認します。micha
Curtis.jpg
追記:ヒーバー・ダウスト・カーチス
しかし今やHSTや保障光学装置を付けた地上望遠鏡の解像度で、誰もが宇宙の奥行きを実感できるようになりました。

銀河団の領域の中央には楕円銀河が多いそうです、楕円銀河は銀河合体を繰り返した末、新しい星の材料を失った銀河とされます。このHSTが捉えた画像には3つの銀河が見られます。
hs-2009-10-a-web.jpg
NGC 7173(左上)、NGC 7174(右上)、NGC7176(右下) 南魚座:1億光年
拡大画像
NGC 7173と7176は楕円銀河でNGC7174は渦巻銀河、この渦巻銀河NGC7174は形が崩れ、2つの楕円銀河に取り込まれつつあるところ、右下NGC7176のほうが重力的に優勢ですが、左上NGC 7173にも塵の帯が一部引き込まれています、結局渦巻銀河NGC 7174はすべて吸収され、2つの楕円銀河が残ると考えられています。

星の材料(塵とガス)を失った楕円銀河が僅かに材量を補給した状態?以前取り上げたこれらの銀河はこうした過程を経たタイプかもしれません。
NGC7049aa.jpg
NGC7049拡大画像
球状星団は少ないらしい、この構造も銀河合体の結果と考えられる。

NGC_4921.jpg
NGC4921拡大画像
"貧血銀河"とも呼ばれる、一応渦巻銀河とされるが、楕円銀河が合体時に回転運動を得た?ようにも見える。

hs-2006-24-a-large_web.jpg
NGC5866拡大画像
レンズ状銀河とされるが、渦巻きを持つ可能性もあり、上記の銀河を真横から見た様子かもしれない。

不思議な形をした銀河の数々、想像力をかき立てられます。
関連記事

category: 宇宙・天体

tb: 0   cm: 0

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://micha072.blog.fc2.com/tb.php/1199-ec8e9c6f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

FC2カウンター