Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

シュナイダーハンのベートーヴェンvl協奏曲  

昔、ヘリオドール盤で購入して、針を降ろしてすぐ、素晴らしい音が聴こえてきた録音です。再び聴きたいと思っていたところ、タイミングよく復刻CDが出ました。
ヴォルフガング・シュナーダーハン:vl、オイゲン・ヨッフム指揮:BPO
会場:ベルリン・イエス・キリスト教会、エンジニア:G・ヘルマンス、'62年DG録音
この顔ぶれだけでわくわくしますね^^程よく渋みを帯び、ふくよかなサウンドがじつにいいです。

be vl

この頃録音されたBPOのティンパニってどれを聴いてもいい音なんですね、その落ち着いた4打で始まります。ヴァイオリン協奏曲というとソリストのスリリングな妙技を聴かせるものもありますが、ベートーヴェンは中身で聴かせるほうですね、シュナイダーハンは派手なところはなく、端念な美音で堅実に演奏を進め、この曲にはとても好ましく思います。第1楽章はあまりテンポを遅くせず、大袈裟になっていない、オーケストラも重厚だけど適度で、重すぎないところがいいです。
興味深いのが、カデンツァです、ベートーヴェンはこの曲のピアノ編のほうにだけカデンツァを書いていますが、それをシュナイダーハンがヴァイオリン用に編曲、ティンパニを伴ったヴァイオリン・ソロとなっています。ピアノ版と比較するのも楽しいです。この演奏ではティンパニは冒頭部分の4打と同じ雰囲気で、弱音表現が基調となっています。先日のドラホシュ盤、ピアノ編では結構派手に鳴らしていて、そこは"現代的"かも知れません?
この曲のカデンツァはクライスラーの作がよく演奏されますが、ヴァイオリン1本で主題が2声でカノン風に弾かれる部分など聴きどころで、これも素晴らしいですけどね。
心清める第2楽章、ここはもう奏者の滋味あふれる音に身を委ねるだけです、ますます内面的になったあと全弦が突如緊張させ、ヴァイオリン・ソロが第3楽章を弄りだし、低域でテーマを弾くと、ここでほっと安堵感がありますね、バックのヨッフム、BPOも手慣れたもの、安心の終楽章です。
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category: ベートーヴェン

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