Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

低音弦:キャットライン  

古弦の箱を探ったら、低音用のガット弦:キャットラインで13コースリュートの7~11コースに合うのが見つかり、張ってみました、振動状態は全て良好でした。12、13コースはPVF弦のままですが、異質にはなりません。
キャットライン(Catline)とは、2本のガットを縄状に縒り合せて太くしたものです。micha
13c
aquila v
Aquila社ではキャットラインをヴェニス・ガットと名付けている
この素早く立ち上がり、減衰の早い鳴り方はリュートのバス弦には理想的です、ただガット弦も太くなるほど弦質が硬くなります、ブリッジに巻くのも一苦労ですが、キャットラインは柔らかく楽です。これは音にも好都合で、弦質が硬いと図のような現象が起きます、弾いた瞬間、実質弦長が短くなったように高い音程が聴こえます。
振動

キャットラインは歴史的に存在した証拠はなく、現代考案された弦で、ガンバ、ハープ等にも使われています。他にも低音用として、質量を増やす加工を施したガット系の弦が作られていますが、均質にするのが難しく、振動の正常なものを安定的に作れないようです。キャットラインは材料がガットだけなので均質に出来やすいようです。
一方、Gamut社ではPistoy(ピストイ)と呼ぶ、ガットを3本縒り合わせた、さらにしなやかで精度の良い弦を作っています。同一径で値段を比較すると、倍以上違います、

Aquila Venice gut(キャットライン):1.80mm→ 30.82ユーロ(3563円)
venice.jpg
Aquilaサイト

Gamut Pistoy:1.80mm→ 75.31ドル(7895円)
Pistoy.jpg
Gamutサイト(*現在Gamutは全て牛の小腸だそうです。)

いずれにしても消耗品じゃなく耐久財ですね^^;CP比を考えればAquila Venice gut、確実性を重視するとGamut Pistoyになります。
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