Micha クラシックとリュートの楽しみ

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B.ヴァイル:ハイドン ミサ曲第10番変ロ長調≪Heiligmesse≫  

ブルーノ・ヴァイルはハイドンの「天地創造」ほか、ミサ曲、モテットなど宗教作品もシリーズで録音していて、一部を持っていましたが、残りを買うよりBOXセットのほうがお値打ちで手っ取り早い、結局こうなります^^;micha
オケはターフェルムジーク・バロックO、合唱団はこのシリーズでもテルツ少年cohrが起用されていて、昨日までのDHM:モーツァルト盤の録音で活躍した後輩達ですね、今日はCD3に入ったミサ曲第10番「オフィダの聖ベルナルドの讃美のミサ」"Heiligmesse"を聴きます。
hay missa weill
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録音:1994年
当時のオーストリア皇帝ヨーゼフⅡ世の政策で1782年頃に多数の修道院が解散し、皇帝が亡くなる1790年までは教会音楽も作られる機会がなかった。その制約が無くなった頃、ハイドンはザロモンの演奏会でロンドンに渡り1795年まで多忙であったが、エステルハージ家のニコラウスⅡ世から宮廷楽長に戻ってほしいと要請があり、復帰することとなった。毎年1曲ずつ、伯爵夫人の命名日祝祭のためにミサ曲を書くこととなった、初年に演奏されたのが1796年に書いた「パウケン・ミサ」Hob.XXII:9だった。「聖ベルナルドの讃美のミサ」も同年にすでに書かれていたそうだが、これは翌年に演奏された。何と言ってもロンドン・セットを書き終えた後の作品、素晴らしいのは当然といえる。ハイドンの技は優秀な若手に引き継がれるが、ベートーヴェンにしても始めは若いゆえの青臭さ、荒さは出てしまう、ハイドンは一人の大成円熟した人間がはじめて書ける作品になっていて、揺るぎない安定感。

ミサ曲第10番変ロ長調Hob.XXII-10"Heiligmesse"
「オフィダの聖ベルナルドの讃美のミサ」

1.キリエは荘重な序奏を持つ形で開始、やがて活気に満ちた主部?に入る、合唱によるフーガはお手の物、オーケストレーションの充実も勿論のこと、ロンドン・セットの交響曲では控え目な用い方だったクラリネットが魅力的に花開く、交響曲の第一楽章のような一曲目。
2.グロリア、timpの打音を効かせ快活に始まる、中間部でソロ陣の重唱がある、ソプラノとアルトのソロもテルツ少年cohrの団員、マティアスとシモンは声質が揃っていて透明なハーモニー、先輩らの録音と一味違うがこれも魅力。3部構成のようで、最後にはヘンデルを彷彿させるフーガの合唱が続く。
3.クレド、穏やかな合唱のあと、ソプラノとアルトの二重唱にクラリネットが助奏し、これも聴きどころ、テノールとバスの二重唱が続く、中間部は劇的な合唱となり、最後はフーガのアーメンコーラス。
4.サンクトゥス、短いが2部あり、後半はフーガ。
5.ベネディクトゥス、クラリネットの入る前奏の主題を聴くと、何となくモーツァルト風のテイストも感じる、しめくくりはハイドン風に決めるようで、これは良い^^滋味に富んだ旋律を味わう章だ。
6.アニュス・ディ、合唱により悲しげな前半、休符を置いて後半は明るく快活、ここは合唱も良いがオケ・パートが魅力だ、ヴァイルが交響曲で聴かせた切れ味で、まさしく終楽章らしく閉じる。
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category: F.J.ハイドン

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