Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

Boys air choir:アレグリ「ミゼレーレ」ほか  

"ボーイズ・エアー・クワイアはセント・ポール大聖堂聖歌隊をはじめとする、世界で最も高い評価を受けている英国聖歌隊のトップ・ソリストを集め、1996年10月にロンドンで結成されたグループ"とのことです。特別上手い子だけのプロ化したようなユニット?も少しはあってよいが、個人的にはヨーロッパ各地の教会などに所属するローカルな聖歌隊で、昔ながらの子供達らしい合唱が良いです。micha
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1曲目はアルバムのタイトルになっている、「ブルーバード」は19~20世紀の作曲家C.V.スタンフォード(1852-1924)の曲で、合唱曲を多く書いている人、清々しい良い曲だが、お目当ては7曲目、グレゴリオ・アレグリ(1582-1652)の「ミゼレーレ」、作曲されたのはバロック期に入った頃だが、ルネサンス期のポリフォニー様式の典型で9つの声部で書かれている。ローマ教皇庁は門外不出の秘曲として、楽譜の複写を禁じていた。システィーナ礼拝堂を訪れた14才のモーツァルトがこれを2度聴いて記憶し、五線紙に全パート書きおろした、という話は有名、この聴き書き譜をもとに1771年、英国で出版されたという。たしかに神秘性を帯びた普遍的な名曲だが、これをBoys air choirが唄ったらどう聴けるかが興味の対象だった、さすがトップ集団、非の打ち所なく、ソプラノ・ソロの天に届くような跳躍も見事に決まる。
曲目参考→Gregorio Allegri, Miserere
PS.しかし、普通の聖歌隊の子が唄った録音も聴いたことがあり、こんなに完璧じゃないけど、いいんです^^

ところで今の日本には一般の子供達が日常的に真っ当な音楽に親しみ、憧れをもつような環境はない、一部の教育を受けた子は別として。
世の中"スポ少"は盛んだけど、児童の文化系の活動はあまり耳にしない、常設の少年合唱団というのは今、国内に9団体しかないそうだ。
TVでは大勢揃ってユニゾンで小喧しく唄うだけのアイドル系ユニット(後に議員になったり)が後を絶たず、ウンザリする。
昭和の頃は受信料ありのTV局が児童合唱団の出演する子供向け音楽番組もやっていたし、流行歌の世界にも良いハーモニーの歌手グループがいっぱいいた。
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category: ルネサンス・バロック

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