Micha クラシック&リュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学の話など

C.ホグウッド:ハイドン 交響曲No.38≪こだま≫  

数ヵ月ぶりのハイドン交響曲です;これだけ暑さが続くと清々しい"疾風怒涛期の緩抒楽章"で現実逃避したくなります^^micha文字色
まだ「ハイドンの第何番は・・こんな始まり」、というように全曲憶え切っていませんが、38番は一度聴いたら忘れない始まりです;
hog hay cd13
クリストファー・ホグウッド指揮
エンシェント室内O


trp、timpを加えた版による演奏が多く、賑やかな印象だが、ホグウッドはこれらを除いた版で演奏、じっくり聴くにはこちらが良いかもしれない。
交響曲No.38 ハ長調≪こだま≫
第一楽章、アレグロ・ディ・モルト、第一主題をヘンテコだと思ったのは自分だけではないようで、いやが上にも印象に残る(モ-ツァルトは絶対書かないような主題^^)、快活な提示部を終え、展開部も第一主題を短調のポリフォニーにして始めるが、何とも華麗に変身する、これぞハイドンの技、展開部の終りには第二主題後半を使うが、新たな主題が出てきたみたいな清々しい魅力。
sc a

第二楽章、アンダンテ・モルト、弦楽のみで演奏される、これぞ聴きたかった楽章、2nd vnだけ弱音器を付け、1stのエコーを弾いたり、和声を重ねたりする。また、下線の2ndが1stの3度上を弾くところ、弦というより遠くの笛(あるいはグラスハープ)のように聴こえる、ここはホグウッド盤が一際美しい。
sc c
そしてこの2度が当るところ、心に清涼な風がそよぎ、現実から離れた静謐な気分に浸れる。
sc d

メヌエット、この明快なタイプのメヌエット主題は他の作品にもあるが、飽きることなく心地よい、トリオはobソロが活躍、バロックobの高域はsopサクソフォンに近い滑らかな響きで美しい。

終楽章、アレグロ・ディ・モルト、素朴に主題を示したあと、すぐさま魅力なフガートに突入、続いてobソロのコンチェルト風になる、後半展開部はコンチェルトで始まり、フガートも組み込む、短いながら魅力が詰まった終楽章。
これは小さな傑作としたい作品だ。
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category: F.J.ハイドン

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