Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話題など

古楽orchestraによるハイドン交響曲  

'80年代から'90年代にかけて、C.ホグウッド、F.ブリュッヘン、S.クイケンらが続々と手兵のオケで、ハイドンの交響曲を録音、モーツァルトも合わせて、古楽オケ・ラッシュだったように思う。S.クイケンとブリュッヘンはパリセット以後の録音を完了している。
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ホグウッドも想像するに、まずはロンドン・セット、次はパリ・セットと主要どころから手掛けていく予定だったのでは?しかし、全曲録音の企画が持ちあがり、ロンドン・セットやりかけで、順序はランダムに作曲年代でまとめた録音が始まる、2枚組でリリースされていったが、ちょっと高価だったのが頓挫の原因か?結局パリ・セットまで至らず中断した。演奏、録音とも好ましいだけに残念。最も早く録音された96番「奇跡」(1984年録音)を聴いてみても、後の録音と粒揃いに感じる。このホグウッド「未完の全集」で特に貴重に思うのは「疾風怒涛期」を全てカバーし、演奏、録音が優れているところ。
hog hay sym
クリストファー・ホグウッド指揮、エンシェント室内O

ブリュッヘン盤はすべてライヴ録音で、各地で演奏旅行した最後の演奏会で録音、というやり方だった、録音の出来にムラがあり、後期の録音ほど、覇気が薄れていったように思う。
ブリュッヘンは「交響曲とは聴衆を驚かす音楽だ」と語っていたように、録音ももっとその攻撃的な要素を伝えてほしい。久しぶりに聴いた96番「奇跡」は1993年の録音で、やや不満だが、終楽章のがっちり押し出してくる響きはブリュッヘンらしく聴き応えあり。
'96年に録音されたパリセットはとにかく響きがヤワで、録音(バランス・エンジニア)に覇気がなくて最も残念。
bru hay sym96
フランス・ブリュッヘン指揮、18世紀O

S.クイケンは手堅く、パリセット以後をセッション録音している、パリセット~92番までをVirgin classicsに、ロンドンセットをDHMに、オケはパリセットのみエイジ・オブ・エンライトメントOであとはラ・プティット・バンドを指揮している。演奏も録音も入念な出来栄えで味わえる、比較盤として96番「奇跡」を聴くと、第一楽章などブリュッヘン盤を凌ぐ迫り方だ。緩抒楽章の弦の美しさは特筆もの、「疾風怒涛期」の録音が殆どないのは残念。
ku hay sym
シギスヴァルト・クイケン指揮、エイジ・オブ・エンライトメントO

以上の三者を合わせれば、古楽orchestraによる全集というのはほぼ出来てしまう^^欠落曲はオッタヴィオ・ダントーネが録音している。
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category: F.J.ハイドン

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