Micha クラシック&リュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

巨大とんぼ:メガネウラ  

晩夏から秋にかけての風情を演出するとんぼ達ですが、今のトンボの祖先に当る、太古のトンボは確か巨大だった、というのが気になっていました。石炭紀の末期に出現した、メガネウラという翼開長70cmもある巨大トンボですが、micha
Meganeuradae.jpg
Meganeura (Wikipedia)
初めは「眼鏡裏」?とでも書く日本語名かと思いました^^;しかし英語名でMeganeuraだそうで、megasとneuronを繋いだ生物名だったんですね、「巨大な翅脈」という意味だそうです。これが2億9000万年前にいたわけです。太古の生物が大型化できたのは、当時の大気は酸素濃度が高く(35%くらい)、大きな体を動かす燃焼パワーが得られたためと考えられている。
メガネウラは特に翅など現在のトンボと殆ど同じ形で、完成しているように見えますが、飛行能力は滑空くらいで、補助的に翅を動かす程度だったと考えられるそうです。たしかにこの大きさではパワーがあったとしても俊敏な飛行は難しそうです。

現在のシオカラトンボなど見てみると一見、殆ど変わりない姿ですが、飛行技術はあらゆる飛行生物の中で最も高いと言えるでしょう、滑空の技も維持しながら、体を軽くして、素早く飛行する、方向制御も自在、空中で静止できる、翅音も立てず、自由に空中移動ができる、太古のトンボと翅は大して変わらないが、それを動かす付け根の筋が非常に発達しています。
ただしこの飛行技術が発達したのはシオカラトンボを含む不均翅亜目という前翅と後翅の形が異なる種だけです。
natuakane.jpg
不均翅亜目:ナツアカネ
他にカワトンボとかイトトンボなど、均翅亜目という種があり、これは前翅と後翅がほぼ同じ形が特徴です。こちらは飛行技術は下手で速くもなく、シャカシャカ翅音をたてます、細い体で翅の筋もそれなり、こんな体でよく現存していると思いますが、清流沿いのきれいな環境に生息しています。
kawatonnbo.jpg
均翅亜目:ニホンカワトンボ(翅を閉じて止まる)
また、ムカシトンボと呼ばれる、胴体が不均翅亜目、翅が均翅亜目、と両者の特徴を持つ均翅不均翅亜目もいます、これは種が別れる前の分岐点に当る生き残りと考えられている。
ムカシトンボ
均翅不均翅亜目:ムカシトンボ(四万十川市トンボ自然公園)

このメガネウラ復元図は化石を基に描かれたものと思いますが、翅の形や胴体部分など、どこまで正確かわかりません。
Meganeura.jpg
化石では不明確な部分は現生する種を参考に描かれているかも?
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category: 科学・自然・雑学

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