Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

アシュケナージ:ブラームス ピアノ協奏曲No.1ニ短調(LP)  

今日はLP盤を廻してみました、かなりご無沙汰だったブラームスで、ピアノ協奏曲第1番ニ短調、これはブラームスの最初の交響曲として着想されたが、理由あってピアノ協奏曲に転作されたという作品、その特殊性が逆に魅力となっています。
V.アシュケナージのピアノ、初期のデジタル録音でCDもあるのですが、あえてLP盤のほうを聴きます。やはり弦楽の響きが滑らかに聴こえ、良いのですね?
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ウラディミール・アシュケナージ(ピアノ)
ベルナルト・ハイティンク(指揮)
ロイヤル・コンセルトヘボウO
録音1982年 LONDON
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CD表紙

第一楽章、4分の6拍子、マエストーソ、timp連打を伴う切り立った第一主題で始まる、一旦穏やかな主題で静め、再び始めの主題が対位法的に迫る、ハイティンク指揮RCOはバランスよく引き締める、ピアノソロは別のノクターン風の主題で入る、アシュケナージのピアノは剛腕というより、端正な印象、すべてがバランス良く整った演奏で心地よい。ピアノはコンチェルトソロというよりもう一つのオーケストラみたいな活躍に感じる、複数の主題が複雑巧みに折り重なり、奥深い、展開部ではオケのパートをピアノが再現、鍵盤のオクターヴを重ねた力強い響きが多用される。交響曲第4番を思わせるエネルギッシュな終結も素晴らしい。
第二楽章、アダージョ、亡くなったシューマンへの追悼の意も込められているという、宗教曲的雰囲気の楽章、静寂ながら後半ではピアノ、オケともに盛り上がりを見せる。
終楽章、ロンド、アレグロ・ノン・トロッポ、ロンド形式で古典派協奏曲を継承する要素が大きい、ブラームスらしい渋めだが急き立てるように印象的なロンド主題、間に入る副主題も多彩だが、ロンド主題を使ったフガートも聴かせ、ここもブラームスらしく期待に答えた内容、この頃としては古めかしく、古典派流のカデンツァも入る。終楽章ではだいぶピアニスティックな要素も聴かせる。
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category: ブラームス

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