Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話題など

C.ヒンターフーバー:F.リース ピアノ協奏曲(No.6)ハ長調 Op.123   

全曲取り寄せたフェルディナント・リースのピアノとオーケストラのための作品集ですが、クリストファー・ヒンターフーバーの一流の演奏による全曲録音は偉業と言えるでしょう。グロット指揮のニュージーランド交響楽団もバランスの良いサウンドで卒なく支えている。(ベートーヴェンも録音してほしいところ) F.リース
ries pf con 123
クリストファー・ヒンターフーバー (ピアノ)
ニュージーランド交響楽団
ウーヴェ・グロット (指揮)
2005年録音

リースのピアノ協奏曲、作曲順に聴いていこうと思います。まずは1806年に書かれたハ長調op.123です。(*作品番号等は作曲順と整合していないようです)

ピアノ協奏曲(第6番)ハ長調 Op.123
第一楽章、アレグロ・コン・スピリット、溌剌とした主題だが、まず弱奏で主題を提示して、あらためて総奏で堂々と提示、前奏部のオーケストレーションは見事だが、モーツァルト時代に19世紀の息吹が加わったようだ。ピアノソロは弱奏の入り、モーツァルト~ベートーヴェンが築いた書法を見事引き継いでいる、ソロとオーケストラの組み合う充実感、聴き手を捉える力感、推進力も備えている。弟弟子、ツェルニーの協奏曲のような物足りなさは感じない。
第二楽章、ラルゲット・コン・モート、木管の導入音で始まり、ピアノソロにはだいぶロマン派的なテイストも感じる、木管ソロをはさみながら、ダイナミックな部分も聴かせる。
終楽章、ロンド・アレグロ・ヴィヴァーチェ、第二楽章とは休みを挟み、総奏による導入と、ピアノの即興的な導入があり、次に軽やかなロンドテーマが提示される、この楽章もピアニスティックな聴きどころ、オーケストレーションの手腕、バランスのとれた技量でまとめられている。後半に入って、オケが意外なダイナミズムで引き付けたり、斬新なところもある。終結は大袈裟にならず小気味よい。
初作がこの出来栄えなので続きが楽しみ。
FerdinandRies_2016082819595464e.jpg
フェルディナント・リース(1784-1838) 
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