Micha クラシックとリュートの楽しみ

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R.ロレッジャン:B.ガルッピ チェンバロ協奏曲ほか  

ヴェネチア出身のバルダッサーレ・ガルッピ(1706-1785)はG.B.サンマルティーニ(1701-1775)に続く古典派最初期にあたる人で、オペラ・ブッファ作曲家として著名、鍵盤作品も多く残しています。micha
Galuppi.jpg
バルダッサーレ・ガルッピ
Wikipedia
今日はBRILLIANT CLASSICSのチェンバロ協奏曲をメインとした2枚組で、チェンバロがロベルト・ロレッジャン、flトラヴェルソがマリオ・フォレーナ、弦楽がアンサンブル・コンセルト・ムジコによる演奏。
ガルッピ02
チェンバロ:ロベルト・ロレッジャン
flトラヴェルソ:マリオ・フォレーナ
弦楽:アンサンブル・コンセルト・ムジコ
録音:2010年6月10-11日、11月21-22日、イタリア、パドヴァ


ガルッピの当CDになぜか、ハイドンの鍵盤協奏曲Hob.XVIII,No.2が混じっています、どういう経緯か?この曲の筆写譜の一つがガルッピ作として伝わっていたそうで、それだけの理由でここに録音されているらしいです。しかしまあ、良い演奏で聴けるので文句ありません^^
CD1には以下の6曲が入っていて、
・チェンバロ協奏曲 ハ長調
・チェンバロ協奏曲 変ホ長調
・チェンバロ協奏曲 ト長調
・チェンバロ協奏曲 ヘ長調
・チェンバロ協奏曲 ハ短調
・チェンバロ協奏曲 イ長調

バロックの要素も幾分感じさせるものの、前古典派コンチェルトのギャラントな様式は完成していて、どの曲も親しみやすい。いずれも10分程度で小規模だが適宜カデンツァ・ソロが置かれ、主題の趣も初期のハイドンと遠くない。イタリア的な優美な要素も魅力、5曲目のハ短調は他と一線を画したように第一楽章のエネルギッシュなキレ、第二楽章の清涼さなどC.P.E.バッハの作品を予期させるようで少々驚くが、これは魅力な作品。

CD2は以下の4曲、
・フルート、弦楽と通奏低音のための協奏曲
・チェンバロ協奏曲 ニ長調(ハイドン作、オルガン協奏曲 Hob.XVIII,No.2 )
・フルート、チェンバロと弦楽のためのソナタ ト長調(*マリオ・フォレーナ補筆)
・チェンバロ協奏曲 ヘ長調

1曲目のフルート協奏曲はヴィヴァルディ時代とギャラントな時代が融合したようで面白い。ソロのほか弦楽も一人ずつの編成なので、装飾演奏も加えられ、一段と優美。
2曲目が問題のハイドンのHob.XVIII,No.2、オルガン協奏曲 ニ長調No.2で親しんでいる曲だが、ガルッピに続けて演奏されても、さほど異質に感じない、ただ規模や内容の充実度は飛び抜けたものとなる、ロレッジャンのチェンバロによる演奏は快速なテンポで流麗、弦楽も活き活きとした表情でこれまで聴けなかった魅力が溢れる。
3曲目のflとチェンバロの協奏曲ト長調は一段と古典派らしく前進した内容。
最後のチェンバロ協奏曲イ長調も少々規模が長くなり、前進した内容に思える。

冴え渡った演奏で、BRILLIANT CLASSICSには古楽の希少な曲の名演が多いです。
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category: その他・古典派

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