Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

パッサカリア、シャコンヌ  

バロックに欠かせない音楽形式のひとつ、フーガはじつに数多の曲が書かれて、大バッハはその集大成をしていますが、もう一つ重要で魅力あふれる形式にパッサカリア、シャコンヌ(チャコーナ)があります。両者の区別は不明確で、決まったバスライン、オスティナート・バスと和声進行が繰り返される変奏曲の一種、適宜変形されるが和声の基本パターンは同じ繰り返しです。(厳格にバスラインを繰り返す変奏にグラウンドがあるが、イギリスのH.パーセルの作品などにある)。micha
この形式は単純なバスにアルペッジョなど駆使した変奏を行う点で、リュートには相性のよいもので、バロックリュートが謳歌したフランスではひじょうに多く書かれました。ルイ・クープランなどのクラヴサン音楽は当時のリュート音楽の影響を受けていると聞きます。このシャコンヌなど、フランス・リュート曲にもありそうな雰囲気です。
動画→Louis Couperin - Chaconne from the Bauyn Manuscript in d-minor
リュートを集大成したシルヴィウス・レオポルト・ヴァイスも良い曲を書いていて、リュートを弾く上での楽しみでもあります。
weiss north
動画→Ciaccona in E flat major by S.L.Weiss, performed by Nigel North
因みにリュート上にフーガを書くのは厄介で、作品数も少ないです;

大作曲家に目を向けると、やはり大バッハ、傑作はまずオルガン作品のパッサカリアとフーガハ短調BWV582でしょう、20もの変奏の間、和声進行は維持される、絶大な吸引力を感じます。オルガンによる名演は多くありますが、過去にも紹介した、このペダル・チェンバロによる演奏がとても気に入っています。
ペダルチェンバロ01ペダルチェンバロ02
Pedal Cembalo:Douglas Amrine
チェンバロらしいテクニックが効いていて、オルガンでは聴けなかった魅力があり、不思議と壮大なイメージも失われません。
もう一つの傑作は無伴奏vnパルティータニ短調BWV1004のシャコンヌでしょう、こちらはニ長調になる中間部があり、一曲の中にあらゆる内容を込めた感じです。パッサカリア(シャコンヌ)本来の魅力としてはBWV582のほうが好きですけどね^^

そしてロマン派時代にもブラームスが書いています。お馴染み交響曲第4番、終楽章のパッサカリア、始めて聴いたときはソナタ形式のような整った構成感がなく、延々と問い掛けが続いて解決がない?そんな印象を受けましたが、馴染んでくると、古い形式を活かしたブラームスならではの吸引力が非常に魅力となりました。
関連記事

category: ルネサンス・バロック

tb: 0   cm: 0

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://micha072.blog.fc2.com/tb.php/1266-832864c8
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

FC2カウンター