Micha クラシックとリュートの楽しみ

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W.サヴァリッシュ:シューマン 交響曲第3番「ライン」ほか(LP)  

先日の交響曲第4番も含め、サヴァリッシュのシューマン:交響曲はCDで全曲持っていましたが、LP盤の再生音が素晴らしく、「ライン」も取り寄せました。曲の長さからA面、B面に分けられ、スペースに余裕があり、一段と充実サウンドで聴けます。やはり弦楽がつややかで生っぽい、本物の音だなという気がします。最後に「マンフレッド」序曲が入っているのも良い。
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ウォルフガング・サヴァリッシュ:指揮
シュターツカペレ・ドレスデン
1972年録音 EMI


交響曲第3番 変ホ長調「ライン」
シューマンが1850年、デュッセルドルフの管弦楽団の音楽監督に就任したあとの作曲で、ライン川を下る様々な情景を5つの楽章にした、交響詩的でもある作品。
第一楽章は「ライン下り」の始まり、ローレライ付近、渓谷の急流のような躍動感で満たされた楽章、対位法を散りばめた彫りの深さも聴かせる。
第二楽章はスケルツォだが、ゆったりした民謡風でライン川の流れは穏やかになる、コブレンツからボンの情景。
第三楽章はライン川の夕刻か、さらに穏やか、ボンからケルンの情景。
第四楽章はケルンの大聖堂、この壮麗な大聖堂に感銘をうけ、この交響曲を思い立ったとのこと、変ホ短調となり、荘厳な主題がカノンで連なっていく深い曲相で楽章全体の雰囲気を変えずに終わる。
第五楽章はデュッセルドルフの祭り、第四楽章と対照的に祝祭気分で華々しく終わる。

サヴァリッシュはいつもながら率直な表現で、妙に捻ったところはない、自然と湧きあがる力感と推進力で常にきりっと引き締まり心地よい。B面に追加された「マンフレッド」序曲も同様で一番の名演に挙げたい、
スコアの131小節、"pp"から突如"f"へと、弦とファゴットのみで立ち上がるところ、
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「マンフレッド」序曲より、vnパート
意外なほど力感を込めるが、これもサヴァリッシュらしい目の覚めるような気迫、ブラームスの交響曲の演奏でもこうした場面があった。
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