Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

W.サヴァリッシュ:ベートーヴェン 交響曲No.7(1962年録音)  

録音に最も拘った指揮者がヘルベルト・フォン・カラヤンだそうですが、彼はオーケストラを理想的に聴けるのはコンサート・ホールのごく一部の場所しかなく、録音なら全ての人が理想の位置バランスで聴ける、という理由です。そのわりにカラヤンのD.グラモフォンの録音って理想バランスに聴こえるのは少ない気がしますが?;

今日はしまいこんであったW.サヴァリッシュ指揮のベートーヴェン交響曲第7番イ長調、1962年録音の旧フィリップス(現デッカ)盤です。これが'60年代のフィリップスの名録音と言える逸品、CD化されているが、マスタリングが良いのか、サウンドは滑らかで心地よい、スコアの全パートが明確に聴こえてくる希少な音盤です。
sawa be sym7
ウォルフガング・サヴァリッシュ:指揮
ロイヤル・コンセルトヘボウO
1962年録音
 


第一楽章、序奏の総奏音から、バランスの良い好印象、弦も充実しているが、木管が前に出て色彩感豊か、主部に入ると程良く快速、覇気に満ちた演奏、弦の内声もよく味わえる、2nd vnの細かな動きなど、躍動感の源、(これが聴こえにくい録音が多い)
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第二楽章、テンポは普通くらいにとる、イ短調に始まり、イ長調となる、ハ長調に変わった2小節目でtrpとtimpがppで鳴らされるが、
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こうした忍ばせたような弱奏の効果も明快な録音ではじめて気づく。
第三楽章、スケルツォも中庸か快速気味、トリオの金管とtimpの高鳴る部分、サヴァリッシュはかなりエネギッシュに轟かせる。
終楽章、期待どおり、荒っぽさはなく、気迫と理性が伝わってくるような演奏で終える、ザヴァリッシュ38歳の時の覇気冴えわたる演奏。

いわゆるオーディオ的に満足できる録音と、詳細に鑑賞できる録音とは少し違うかもしれない、当盤は後者になる。
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category: ベートーヴェン

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