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赤色矮星とアイボール・アース  

空に見える星々のうち、本当に大きくて明るい星はわずかだそうで、赤色矮星(Red dwarf)という小さくて暗い星が8割近くを占めるらしいです、もっと小さな褐色矮星や浮遊惑星になるとさらに多いでしょう。
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赤色矮星 NASA
最近話題になっているのが、この赤色矮星の周りに地球サイズに近い惑星が続々と見つかっていることです。観測法はケプラー宇宙望遠鏡のように恒星の前を惑星が横切る際の減光で捉えるトランジット法、また大型望遠鏡で惑星の重力による中心星の揺れで確認するドップラー法とあります。赤色矮星は暗いので小さな惑星が横切った際も減光の割合が大きく、トランジット法で見つけ易いそうです。

先日、最も近い「ハビタブル惑星」発見で話題にした、プロキシマ・ケンタウリも赤色矮星で、その周りに地球サイズに近い惑星、プロキシマbが発見され、ハビタブルゾーンにあるというニュースがありました。ドップラー法で見つけたそうですが、これは一周が11.2日と中心星に極めて近いところを周っているため、潮汐力で常に同じ面を中心星に向けている可能性が高く、その様子はアイボール・アース(Eyeball earth)と呼ばれる。また中心星から受ける紫外線も極めて強いことになる、しかし生命について絶望的になる必要はないかもしれない。
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アイボール・アース NASA
仮にこの惑星が上の想像図のように全面、水と大気に覆われたタイプのアイボール・アースだとして、ゴダード宇宙科学研究所の科学者の一説では、この惑星は反面が常に昼、裏面が常に夜だが、昼側で暖められた大気が夜側にも循環するので、極端に寒くはならないという(気象的には激しいかもしれないが)、また海の水も下層では液体で循環しているかも?
夕陽の当る領域からやや裏側あたりが最も良い環境かもしれない、紫外線の脅威も海底近くや、夕暮れ~夜側なら避けられる。
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人類の移住先としては陸地が必要だが、全面が水の惑星でも大部分が凍った表面なら陸の代わりになるかもしれない。

2018年予定のジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が運用されれば、プロキシマbの大気成分や表面の色彩などを調べ、どんなタイプの惑星かわかるようになるかもしれない。
さらに2030年代運用計画の解像度がHSTの5倍という、高解像度宇宙望遠鏡(HDST)が実現すれば、恒星と惑星を区分けして詳細な観測に威力を発揮すると期待される。
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High definition space telescope (HDST)
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主鏡比較
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category: 宇宙・天体

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