Micha クラシック&リュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

K.ベーム:モーツァルト セレナードNo.9「ポストホルン」(LP)  

CD時代に入り、アナログ期の録音の多くもCD化で復刻されるようになり、一旦はアナログ再生を止めて、LP盤も殆ど処分してしまいましたが、知人から良いカートリッジがあると奨められ、しまい込んだプレーヤーを出してきて試しました。AT社のAT7Vで当時はVM型の上級仕様でしたが、わずかに残っていたLP盤を聴いて、特に印象深かったのが、DG盤でK.ベームのモーツァルト「ポストホルン」の1枚でした、1970年録音で、弦楽の潤沢で清々しい響きがCDとは一味違うと感じ、これがアナログ盤再会のきっかけに。
moz ph
カール・ベーム指揮
ベルリン・フィルハーモニーO
1970年、ベルリン、イエス・キリスト教会 DG

AT7Vは生産終了してから交換針もなくなりましたが、後継機のAT5Vが出て、その針が使えるとわかり、取り寄せて久しぶりに使ったところ、カートリッジの特徴が記憶どおりに聴こえてくるもんです。
st7v(5V).jpg
本体:AT7V(交換針:AT5V)
あまりワイドレンジじゃなく、中域がしっかり骨太に再生されるのが気に入っていたところです、DG盤にはぴったりきそうな。今日はそのちょっと懐かしい音の再現です。

セレナードNo.9ニ長調「ポストホルン」
7つの楽章があり、長大、ベームはいつもと変わらぬ弦編成でセレナードを交響曲さながらに、真剣勝負で聴かせる、
第一楽章など交響曲並みの内容でBPOの重厚なサウンドが効いてくる、短い序奏に続く提示部はモーツァルトらしく痛快、展開部が終わり、再現部や終結部がやや冗長で大いに盛り上げるところは娯楽的に思える。
第二楽章、メヌエット、アレグレットも気品を帯びた魅力がある。
第三楽章、コンチェルタンテはflとobのソロが活躍する、続く第四楽章、ロンドでも同様にflとobのコンチェルタンテになっている、この2つの楽章は時間繋ぎというか、軽いお手並みであまり特筆することはない、
第五楽章、アンダンティーノはニ短調となり趣き深い、セレナードの楽章としては意外に思える、転調も印象的でオペラの悲劇的場面の情景を思わせる。
第六楽章、堂々とした風格で始まるメヌエット楽章、初めflがソロを演奏、二番目がポストホルンのソロ、当盤の奏者はホルスト・アイヒラー。
第七楽章、フィナーレ、プレストは快活で充実した終曲、展開部ではセレナードにはもったいないような見事な対位法が用いられる、さすがに終結は華々しい。
第三、第四楽章を除いては、ベームの堅実な演奏が効いてじっくり味わえる。
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category: モーツァルト

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