Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

K.ベーム:モーツァルト 交響曲No.39&No.36「リンツ」(LP)  

秋雨前線や台風で日照不足が続きました、やっとカラリとした天気になりましたが、明日までのようですね;

しばらくK.ベームが続きます、今日もLP盤でBPOを指揮したモーツァルト、No.39と「リンツ」です、これも最初の購入時から保存していたもの、ジャケットはまさに"DG"らしい、録音は'60年前後かと思っていたら、1966年だそうでそんなに古くないのが意外。のちにベームはVPOとも39番を録音していますが、「リンツ」の新録音はないので、これは貴重です。
当録音は音場の透明感はさほどじゃないけど、各パートは明瞭に聴ける好録音。
ベームのモーツァルトの演奏スタイルは武骨?とも言えますが、合奏音の一つ一つが完璧に整っていて端正な響き、流線美を備えたモーツァルトをあくまで楷書的に演奏するのが飽きの来ない味わいかと思います。
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カール・ベーム指揮
ベルリン・フィルハーモニーO
1966年2月 ベルリン、イエス・キリスト教会 DG

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今日はAT440MLbで聴く

第39番変ホ長調
序奏部で印象づくのが、この録音ではtimpが心地よく締まった響きで合奏の要となった感覚でこれは飽きない、主部は適正なテンポで整然と行く、この楽章はtimpの打つリズムが凛々しく、付点で足取り軽やかところも魅力、
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展開部
各パートはバランス良く、明瞭に味わえる。
第二楽章、変イ長調で展開部をもたないソナタ形式、緩抒楽章でも折り目正しい感覚、ヘ短調となる劇的な部分でも程々の力で極端にはしない。
メヌエット、アレグレットは例によって骨筋通った感覚だが、のちのVPOとの演奏とくらべ、さほどガチガチではない感じ、これはVPO盤のほうに嵌められたが;
終楽章も程良い快速で、整いきっている。

第36番ハ長調「リンツ」
ハイドンの作風の影響が出た作品で、響きの対比を明確に聴かせ、緩抒楽章でもtrpとtimpが効果的に使われる。
第一楽章、序奏はあまり流さず区切りを付ける、主部は意外と速めのテンポで始まる、ゆったりとした主題の開始と切れ味鋭さの対比が聴きどころ。
第二楽章、簡潔なソナタ形式で優美な主題、展開部ではこの主題をいくらか変奏的に扱うのが美しい、timpが弱奏で使われるが、意外に深々と聴こえて効いている。
メヌエット、典雅な主題のメヌエット、しっくりと落ちついたサウンドで端正におさめる。
終楽章、活力と歓喜に満ちた楽章だが、ベームは冷静な一面で押え、様式感をきっちりまとめ、結果的に快演として感じる。
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category: モーツァルト

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