Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

レコード盤のカッティング  

新たにLP盤を購入して、まずは盤面をよく観察します、目に見える傷や突起はないかと、無ければ一安心、同時に音溝の様子を見て期待感を抱くことがあります。この写真は盤面に灯りを当てて反射させたところ、
sawa lp
このLP盤、じつは先日CDのレビューを書いた、
W.サヴァリッシュ:ベートーヴェン 交響曲No.7
の録音と同じものですが、第二楽章のトラックで"カッシーニの隙間"みたいに暗いところがあります、暗い部分は音溝が非常に細くなっている部分で、弱音の部分では出来るだけ幅を詰めて、強音の部分に十分スペースを与えるカッティングです、DGのLP盤でもこのコントラストが強い状態をよく見ますが、限られた盤面スペースにできるだけダイナミックレンジを大きく収める技で、こうした盤からは充実サウンドが期待できます。マスターテープを先読みするヘッドがあって、自動でカッティング幅の調整もできるらしいですが。
sawa be sym7
このLPは当時お馴染みの兼価盤シリーズ(fontana:日本フォノグラム)の一枚で出ていたんですね、兼価盤は丁寧に扱われない場合が多いですが、幸いこれは良い状態でした、'62年録音で、先日も書いたとおりの名演、名録音を針で拾いあげていますが、じつに潤沢なサウンドでこれは手放せない。

なお、LP盤では大抵、演奏が始まる前の無音部分にかすかに始まりの音が聴こえ、"ゴースト現象"と言われますが、鑑賞には支障ないです。初めはマスターテープの巻かれて重なった部分に磁気が転写された音かと思っていましたが、じつはカッティングの際にカッター針の振動が外側の無音部分にも僅かに伝わって波形が残されてしまうのが原因らしいです。昔はこのゴースト音やマスターテープのヒスノイズなど、よく聴こえていましたが、今はあまり気になりません? 加齢とともに耳も程よくエイジングされてきたようで^^;
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