Micha クラシック&リュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

O.スウィトナー:モーツァルト 序曲集(LP)  

湿度が一気に下がり、ちょっと小寒いほどになりました。エアコンをかけなくて済むので、いよいよLP盤がじっくり聴けます。micha
今日はO.スウィトナーのモーツァルト序曲集、これはCDを持っていたが、中古セールでLPを見つけ、迷わず購入、'70年代録音のETERNA(D.シャルプラッテン原盤)シリーズは期待が持てます。そして期待どおり、CD化の音より格段に素晴らしい、キメ細かく清涼な弦楽、懐の深い低域と音場感は比較にならないほど豊か^^v カートリッジAT440MLbで十分味わえる。
ベームの演奏も聴き始めで、ベームらしいと感じるが、スウィトナーも同様、こちらは外面的にはスマートな行書体と言えるタッチだが、ぴしっと気合いのこもった"芯"を感じる、ダイナミズムは低音、金管、timpの力感をもって有効に繰り出す、スウィトナー・バランスを録音はよく捉えている。
sui moz ouver
オトマール・スウィトナー:指揮
シュターツカペレ・ベルリン
1976年 ベルリン、クリストス教会


「後宮からの誘拐」序曲 1782年
鳴りもの楽器は控え目に響かせ、SKB本来のオケ・サウンドを爽やかに聴かせる。スウィトナーはいつもながら弦の内声もよく浮ばせて、緻密に聴ける。

「劇場支配人」序曲 1786年
オーストリア皇帝ヨーゼフ2世の依頼で作曲、ソナタ形式の充実した内容、速めのテンポで快活に演奏される。

「フィガロの結婚」序曲 1786年
物語としては「セビリアの理髪師」の続編となるオペラ・ブッファ、最も人気の高い序曲だが、スウィトナーはベームを上回る快速、しなやかな響きの中でビシっと引き締める、終結でのダイナミズムを一段と効かせ、爽やかかつ痛快、これも最高の名演。

「ドン・ジョヴァンニ」序曲 1787年
序奏部は荘厳に量感を持たせるが響きは清潔、モルト・アレグロは快速で軽快、爽やかに聴ける「ドン・ジョヴァンニ」である。

「魔笛」序曲 1791年
この序奏部も金管に委ね、力強く演奏、主部はやはり速めで軽快、スウィトナーらしい美質で聴かせる人気序曲の名演。

「皇帝ティトゥスの慈悲」序曲 1791年
皇帝ヨーゼフ2世の依頼で、あのレクイエムの作曲を中断して書かれたもの、ソナタ形式で展開部も深みを聴かせる、書法的にも最も高みに達している序曲ではないか、スウィトナーはこの傑作を最後に置いている。

PS.CDを購入したときは裏表紙にオケはSKBかSKDか?どちらか不明な印刷がされていたが、LP盤でSKBと確認できた^^;
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しかし、CDのほうは音が荒っぽくて、バランスも良くない・・;
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