Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

好録音再聴:フリッチャイの「運命」(LP)  

このところ毎日、LP盤ばかり聴いています、昨日の話題"昭和の電車"が走っていた頃の古い録音にも意外な好録音があります、古い録音は大抵、SN比が良くない、音に歪みがでる、テープノイズが入るなど我慢すべきところが多いのですが、たまに目の覚めるようなサウンドが聴けるものもあり、それもアナログ再生の楽しみです。micha
再掲ですが今日はF.フリッチャイのベートーベン交響曲「運命」のLPから"B面"を聴きます、これは盤状態の良いのを買い直したもの。
f be sym5
フェレンツ・フリッチャイ:指揮
ベルリン・フィルハーモニーO
1961年録音 ヘリオドール(D.G原盤)
 


第三楽章から、フリッチャイはゆっくりと深い溜めを置くような低音ではじめる、弱奏の力で引き込む、そしてここからの低音弦がくり出すf、
sc001.jpg
BPOのコントラバス軍団は比類のないほど深々と響く、古い録音では低音はゴリゴリ響く場合が多いが、この録音は空気を揺さぶる本物の低音、終楽章へと移行するところも、弱奏で引き付け、急激なcresc.にtimpが思い切り溜めをつけて終楽章に突入、じっくり堂々たるテンポ、ここでの金管群の響きも歪むことなく爽快に輝く、弦楽サウンドも美しく、運弓のデリケートな味わいが伝わってくる、総奏もバランスの良い響きで終結。

「エグモント」序曲が追加されているが、これもフリッチャイならでは、いわゆるロマンティック時代の演奏だが、絶妙なテンポや強弱の変化でこの上なく引き付けていき、終結は快速に締めくくる、今でもこれを凌ぐ演奏はない。
f be sym5b
現在は中古盤が安く手に入り、カートリッジや針も優れたものが出ている、その他の機材も良くなっている、アナログ盤が新譜として出ていた当時より、大いに楽しめる環境です。
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category: ベートーヴェン

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コメント

買い直しとは凄いですね

以前もコメントを差し上げたような気がしますが、私も当時この演奏には驚いたものでした。
通常運命と未完成が多い中、この盤は運命が主体でエグモントがオマケ??。
何といっても、ゆっくりとした演奏が素晴らしい。
今でもこのフリッチャイ盤が、最高の運命だと確信しております。
買い直したなんて、やはり凄いですね。

MK #c5NzTaeA | URL
2016/10/16 13:59 | edit

MKさん こんにちは

中古セールを覗いて500円程度でありましたから^^
前のは第三楽章の静かなところで若干ノイズがありました。
たぶん音源そのものが良いのと、両面に分けてあるのが充実して
いますね。
フリッチャイの終楽章に入るところ、凄いです。

michael #xNtCea2Y | URL
2016/10/16 14:32 | edit

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