Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

R.グッドマンのハイドン86番  

普通なら挿入句を入れてよさそうなところ、スパっと次へ移るのがハイドンの作曲法のいいところ、冗長にならず、緊張を保ったまま聴き進める・・
86番、ロイ・グッドマン指揮、ハノーヴァー・バンドでひとまず閉めます。

good 86

録音は鮮明さと量感がいいバランスです。
グッドマンはパリ・セットではチェンバロを弾きながらの指揮です。
第一楽章、序奏はゆっくりですが、その中にメリハリを付け、懐深い表現でゆっくりインテンポというのも聴き手の心理に"溜め"を作らせ、次の音への期待となります。まずい演奏じゃ、ただの"じれったさ"になりますが;
主部はやや快速ですが、すぐに普通のテンポに感じてきます。指揮者と楽員全員の神経が繋がっているような完全ドライブは実に心地よい、ハイドンはこうでなきゃだめです^^モダン・オケでこんな感じに聴けるのはC.デイヴィス、RCO盤でした。
第二楽章はまさにラルゴのテンポ、しかし序奏部と同様の効果があります。長い休符を聴いて?いる間、次を聴きたいと思わせる、チェンバロの通奏低音が上手く拍節を聴かせるのも効いています。
メヌエットは快速ぎみ、三拍子の一拍目をたっぷり、あとの二拍は軽く短く、と上品な運び、リタルダンドをかけるところで、チェンバロが和音を散らす、いいですね。
終楽章はごくごく当たり前に素晴らしい、こう言うしかないです。
グッドマンはハイドンのウマさを漏らさず聴かせてくれる、名シェフ、ヤボったい響きはひとつも聴かれません。交響曲全曲録音をしてほしい人の代表格ですが、初期~後期からのいいところ抜粋で終わるのかな?44、45、103番などないのが残念。あと、望みを託せるのはT.ファイですかね。

★PS.おっと、グッドマンは調べたらかなり録音してましたね、あとひと頑張りで全集完成なのに・・44、45番はあります、ただ103番はない;

★86番の話題についてはハイドン情報満載、Daisyさんのブログに呼応企画いただきましたので、ぜひご覧ください。
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