Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

ホグウッド:ハイドン 交響曲No.45「告別」&No.46  

ハイドンの交響曲のCDは一応全集があるものの、好きな演奏となると、あっちこっちから取り出すことになります。疾風怒涛期が良い演奏で揃っているのがC.ホグウッドの(未完の)全集、小編成のエンシェント室内O(AAM)の上手さも光り、反復を全て行っていて、緩抒楽章を美しく、じっくり満喫できるのも良い。
今日はまだ取り上げていなかった、45番「告別」と46番です。
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クリストファー・ホグウッド:指揮
エンシェント室内O


45番嬰ヘ短調「告別」Hob.I:45
第一楽章、展開部の終りに第二主題とも取れる主題が入るが間奏的で、実際、単一主題の楽章とされる特殊な面もある、とても良いのは再現部に入ってからのこのあたり、
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深く掘り下げるような転調で引き付けたまま終結する。ホグウッドは他の曲では快活で程良く角の取れたしなやかな感覚だが、この第一楽章は結構エネルギッシュに攻め出す、
第二楽章は遅過ぎず、リズム感も出し心地よい、ソナタ形式の後半は特に疾風怒涛期の緩抒楽章らしい、夢想的な味わいを存分に表現する。
メヌエットを軽やかに聴かせ、終楽章、プレストは十分に快速で切れ良く畳み込む、アダージョの後半も心地よい響きでAAM各奏者の上手さを聴かせて終わる。

46番ロ長調 Hob.I:46
第一楽章の充実は「哀悼」や「告別」に劣らぬ内容だ。第二楽章、ポコ・アダージョはシチリアーノのリズムだが、この時期らしい静謐で夢想的な魅力、後半が素晴らしいがホグウッドは弦と管の絶妙なバランス加減で、他のどの演奏も凌ぐ気品を醸し出す。メヌエットは主題がありふれた"ゆるい"感じだ、トリオもこれといった印象はない。終楽章、これは快速に畳み込む充実感、何故か終結前に前楽章のメヌエットが挿入され、一層"ゆるさ"が対比となってユーモラス、快速に戻ってスパっと終わる。

今日もご覧いただきありがとうございました。
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category: F.J.ハイドン

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