Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

大望遠鏡のスケジュール ≪追記あり≫  

音楽ブログながら、このところ脱線してます;べつにいいですね^^TMT

ハッブル宇宙望遠鏡や地上の大型望遠鏡は各方面から、価値ある観測提案が寄せられ、スケジュールはびっしりのようで、長時間、気長な観測を要する内容には応じ辛いようだ、もちろん大発見が期待できる、という提案は優先的に決行されるようだが。
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HST
ガンマ線バーストのようにいつどの方向で起きるかわからないものは計画は組めないが、周期性をもった観測対象もある、その一つにトランジット法による系外惑星の観測があるが、惑星の公転周期が正確にわかっていれば、次はいつ観測すればよいかわかるので、効率よいスケジュールが組める。

岡山天体物理観測所に設置された「MuSCAT」という装置は系外惑星が主星の手前を通過するトランジット現象を、青、赤、と近赤外線の3つの波長帯を同時に高精度にとらえることができるというもの。
k2-3d_fig1_m.jpg
岡山天体物理観測所の188cm望遠鏡と観測装置MuSCAT(資料:国立天文台) 拡大
ケプラー宇宙望遠鏡の*K2ミッション「K2-3d」というスーパーアース・サイズの惑星を2度捉えたが、観測精度の限界で正確な公転周期(トランジット暦と呼ぶ)まではわからず、MuSCATによって追加観測され、誤差±18秒の精度で測定できたそうだ。
(*K2ミッション:ケプラー宇宙望遠鏡は当初、はくちょう座の方向に絞った系外惑星観測を行っていたが、姿勢制御装置の一部が故障し、本体の回転が止められなくなった、そこで太陽風を側面に受けて回転を止めるという起死回生策で第2計画が始まった。太陽風を側面に受けるために80日ごとに観測方向を変える必要があり、重要な発見があってもその後の観測は別の観測機関が引き継ぐ必要がある。)
003b_20161202202401f2f.jpg
ケプラー宇宙望遠鏡(第2計画):六角形の形を利用し、側面に太陽風を受けて安定させている

世界各地の中規模天文台には特定の観測を得意とする装置があるようで、やがて打ち上げられるジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡やトランジット惑星探索衛星、また地上に作られる計画の
30m望遠鏡(TMT)など新たな望遠鏡を効率的に運用する、補助観測も重要と思われる。
tmt 02
TMT(Thirty Meter Telescope)完成予想図 
2021年完成予定 口径30m


追記:さらに大きいE-ELT(口径39m)の計画が決まっているそうです。
E ELT
E-ELT(欧州超大型望遠鏡)完成予想図
2021年完成予定 口径39m

次世代望遠鏡には系外惑星の大気成分を高精度に捉え、生命探査でも期待される。

ご覧いただき、ありがとうございました。
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category: 宇宙・天体

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コメント

こんばんは。
計画が承認されて望遠鏡の中では E-ELT (欧州超大型望遠鏡)の39mが最大ですね。
このクラスの望遠鏡をのぞいたら、一体どんな星空が見えるんだろう?

奇士 #nLnvUwLc | URL
2016/12/02 23:13 | edit

奇士さん こんばんは

TMT、E-ELT、どちらも2021年完成予定ですね、予定どおりだったら凄い年に・・;
補償光学の技術も気になるところですが、口径を活かしきった画像を見てみたいです。
赤道儀もへったくれもない大きさですね^^;

michael #xNtCea2Y | URL
2016/12/03 00:21 | edit

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