Micha クラシックとリュートの楽しみ

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リギル・ケンタウルス  

全天で3番目に明るく、太陽系に一番近い恒星は日本では「ケンタウルス座、アルファ星」と呼ばれるのが一般的だった、近頃は学名で「アルファ・ケンタウリ」と呼ばれることも多いが、このほど、公式名称をリギル・ケンタウルス(Rigil Kentaurus)とすることが、国際天文学連合(IAU)で決まった、意味は「ケンタウルスの足」、micha
Digitized Sky Survey
Digitized Sky Survey:撮影
20世紀には英語圏でこの名が多く使われていたが日本では馴染みがなかっただけらしい、著書により表記や"スペル"が違ったりするのを避けるためで、他の殆どの星は今までの名称がそのまま公式化される。→IAU恒星公式名一覧表
「リギル・ケンタウルス」だけは、お隣さんだけに憶えておきたい。天文学上「○○座、α、β、γ・・何番星」と呼ぶのは今までどおり。

さて、リギル・ケンタウルスことαケンタウリは地球から4.37光年、肉眼では1つの星に見えるが、2つの連星であることは1689年に発見されていた、
Alpha_Centauri_A_and_B.jpg
現在はほぼ太陽サイズの2つの恒星AとBが0.2光年の距離で周り合っているとわかっている、固有運動が大きいのは以前から知られていて、1833年にαケンタウリの距離が*年周視差で計測されたが、結果があまりに近かったので計測が疑われた、奇しくも同時期、F.W.ベッセルが固有運動の大きい、はくちょう座61番星の距離を計測し、これも近かったので、αケンタウリも続いて公表された、距離が計測された史上2番目の恒星でもある。
1915年、αケンタウリA・Bを離れて廻る赤色矮星プロキシマ・ケンタウリ(4.22光年)が写真乾板から発見され、3連星とわかった。
Proxima_Centauri.jpg Alpha_centauri02_20161207094821c6b.jpg
プロキシマ・ケンタウリ(HST)
*年周視差は地球の公転直径を底辺として三角形の角度から星の距離を求めるため半年後の方位の違いを測る方法だが、因みにジョン・ハーシェルは精密なマイクロメータで測ったそうだ、また写真乾板上で、不動点と見なせる遥かに遠い星に対して動いて見える違いから角度を割り出す方法もある。
昔から天文学というのは誤差に埋もれてしまいそうな微かなデータを精度良く、根気強く探り出す繰り返しのようだ;

ご覧いただき、ありがとうございました。
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category: 宇宙・天体

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