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自然界の「反ヘリウム」発見か  

欧州原子核研究機構(CERN)は今月8日、反物質である反ヘリウムと思われる粒子を宇宙空間で検出したと発表した。国際宇宙ステーションに設置した観測装置「AMS」で2011年から5年間に観測した37億個のヘリウム原子核のうち、反ヘリウムと見られるのが"数個"あったとのこと、これが自然界にある反ヘリウムだと断定するにはデータが少なすぎるので、今後も観測を続ける必要があるそうだ。
AMS.jpg
アルファ磁気分光器AMS-02
CERNはこれまでも、ひとまず疑いはあっても結果をありのまま公表してきた、ヒッグス粒子のときも経過発表から確認まで時間がかかった。「ニュートリノが光より速い」ってのもあったが、これは思ったとおり測定ミスだった、今回はそうでなきゃいいけど。
現在までのところ、通常とは逆の電荷を持った、陽電子や反陽子は宇宙から飛来する粒子で見つかっている。始めて陽電子を捉えたのは1932年、強い磁場をかけた霧箱だそうで、電子の軌跡カーブに対し、陽電子は逆向きのカーブを描く、
kiribako.jpg
霧箱の陽電子の軌跡、中央は鉛板
また反水素や反ヘリウムも陽子加速器で人工的に作られている。

宇宙が誕生したあと、物質と反物質はほとんど対消滅し、わずかに量が多かった*物質が今の宇宙を作っているとされる、現在、謎の物質であるダークマターが衝突し合うと、反陽子などが発生すると理論上予測されているそうだが、無くなったはずの反物質の反ヘリウムが自然界に確かに存在すると確認されれば、ダークマター存在の間接的証拠に挙げられるらしい。
008c.jpg
これまで、何も検出されない空間に重力だけは確認されていたが、さらに突如、検出可能な反物質が現れるとしたら、そこに見えない粒子とか?何かがあると考えるほかない・・

*物質と反物質がすべて鏡映対象の関係だろうとする考えを改め、対象じゃない反物質もわずかにあるとすれば、このペアは消滅しない。
00a.jpg
イメージ図
茨城県つくば市にある、高エネルギー加速器から岐阜県のスーパーカミオカンデに、ニュートリノと反ニュートリノを発射して、それぞれの変化(ニュートリノ振動)の観測がされているが、完全に鏡映対象を示すような傾向ではないらしい。

ご覧いただき、ありがとうございました。
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category: 科学・自然・雑学

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