Micha クラシック&リュートの楽しみ

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初期宇宙の巨大銀河 ≪追記あり≫  

初期宇宙に漂っていた水素やヘリウムの分子ガスは重力で集まり、集中した部分が立体的な網の目が繋がった形をつくる、ここに宇宙最初の星が生まれ、小さな銀河が形成される、こんなシミュレーションがよく見られる、
cosmic_web.jpg
網目の交差点のような所にはより多くの銀河が集まり、これらが頻繁に合体しあってしだいに大きな銀河へと成長していく、というのが普通のシナリオだ。しかし、宇宙初期、100億年以上前に、いきなり巨大になったとみられる銀河もある、"交差点"の中には一際ガスが大量に集まった所もあるだろう。

スペイン・宇宙生物学センターの国際研究チームがオーストラリア望遠鏡コンパクト干渉計(ATCA)とアメリカ国立電波天文台カール・ジャンスキー超大型干渉電波望遠鏡群(VLA)を使い、うみへび座、100億光年以上彼方にある「クモの巣銀河」を観測、この画像は非常に良く出来ているが観測に基づく想像図である。
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想像図:ESO/M. Kornmesser. This figure is licensed under CC BY 4.0 International License.
拡大
青く表現されている分子雲は多くの銀河の間を埋めているとのこと。電波観測は一酸化炭素ガスの分布で調べたそうだが、同領域には星の材料の水素も大量にあると見なせる。ガスの温度は-200℃と予想外の低温とわかった。巨大分子雲の差し渡しは天の川銀河の3倍と見られる、研究チームを率いるBjorn Emonts氏によれば、中央にある巨大銀河は合体によらず、この広大な分子雲から直接作られている、との見解らしい。

あの「ヒミコ」も"始めから巨大銀河"なのだろうか?
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巨大初期銀河「Himiko」:NASA HSTほか実写画像の合成
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「Himiko」:想像図、Image courtesy NAOJ
赤方偏移から距離130億光年と見られるが、巨大BHなどの影響で赤方偏移に差が生じることもあるらしい、1列に並んだ3つの大型銀河と周りを囲む水素ガスが見られる。3つ並んだ銀河はいずれ合体すると考えられる、とは言えこの画像は130億年前の様子、とっくに合体し、その後どうなっているのか?

ご覧いただき、ありがとうございました。
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category: 宇宙・天体

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