Micha クラシック&リュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

なぜ「無」ではなく、何かが「有る」のか ≪追記あり≫  

Why is there something rather than nothing?
存在の謎(The riddle of existence)とも言われ、なぜ世界(宇宙)が存在するのか、誰もが一度は考えたであろう、根源的な問いです。世界が存在することは「根源的事実」でその理由を問うこと自体、意味がない、という考えもある、これで納得いくとすれば、これ以上考えることはないが、そうではない人が「なるほど、こういう事由で世界というものが存在しているのか」と納得できる答えは見つかっていない。

哲学や神学では古くから議論されてきた究極の問いであり、最新の宇宙論も関係する。
量子力学では素粒子は何も無いところにポツンと現れたり、消えたりできるらしい、
量子宇宙論で言う「無」とは量子の揺らぐ「偽の真空」で、そこから(必然か偶然か?)宇宙の種がポツンと発生、
004b_201612292254385af.jpg
それが指数関数的に急膨張(インフレーション)して宇宙が誕生し、そこで時間も始まった、真空のエネルギー(+)と空間(-)が均衡を保ちながら増えていき、真空のエネルギーから物質の素になる各素粒子が生まれた(インフレーションが起きるにはインフラトンという仮説の粒子が必要)。その前はBHの事象の地平線と同じように時間は止まっていた、時間がなかったのだから、宇宙が始まる前はどうだったのか、という問いは成り立たないらしい、
Inflation_Universe.jpg
宇宙図:Wikipedia資料拡大  宇宙図の拡がり方は現在、加速傾向にある
しかし、偽の真空というのが、哲学者から見れば、無とは言えず、明らかな物理対象となる、なぜ偽の真空なるものがあったのか?という、
ここは、人間のマクロな世界の経験則を取り去り、超ミクロな世界でのみ起り得る不思議な現象を受け入れて考える必要がある。

科学は原因の原因を溯って行くものだが、これに終着点はない、インフレーション理論で知られるアラン・グースや同じく理論物理学者のスティーブン・ホーキングが似た事を言っている、仮に究極の統一理論が完成し、あらゆる事象を物理法則で説明できたとすると、では何故そういう法則があるのか、という謎がでてくる、これも根源を問うことはできないのか?

頭がこんがらがってきました^^;
ご覧いただき、ありがとうございました。
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category: 科学・自然・雑学

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コメント

これなんですよね、こういう謎は頭が痛いのですけど、好きですね。
この冬の時季が一番、夜空の星が澄んでよく見えますが、じっと望遠鏡で眺めていると、実に不思議な気分になってきます。
星の存在、いえいえ、この宇宙という無限遠な空間があるということ自体が、不可思議で捉えどころもなくて・・、自分は長い、長い夢でも見ているのであろうかなんて思ってしまいます。
-273度の真空の世界とか、巨大な超密度のBH、ダークマター・・・・、
大統一場理論、いやあ宇宙というのは、根本的に果てや、その本当の真実なんてわからないのではないかと思えます。
小さな1点からビックバンで誕生云々・・・・・、言うのは簡単ですが、実際に人類が未体験な事象は、どんな机上の緻密な理論で説明されても無意味とさえ思えます。やはり神のみぞ知る領域かと。

白クマ #BwtdbEoI | URL
2016/12/26 16:54 | edit

白クマ さん こんばんは

人間が知っているのはまだ宇宙のほんの一部だと思いますが、相対性理論のように理論計算とその後の観測が一致した、という面白さに味をしめてしまったと思います、溯ればニュートンの法則で未知の惑星(海王星)を発見できた、というのもあるし、それ以来たぶんこの先も飽くことなく続けていくでしょうね^^インフレーション理論にしても確実な証拠といえる観測がされるまで、机上の理論のままですけどね。

michael #xNtCea2Y | URL
2016/12/26 20:39 | edit

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