Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

好録音再聴 C.デイヴィス:ハイドン交響曲「時計」&102番(LP)  

このところ、C.デイヴィスのハイドンを聴き直しています。
da hay sym
コリン・デイヴィス指揮
ロイヤル・コンセツトヘボウO
1979年 フィリップス


第101番「時計」
あまりに長く親しんでいる曲だけに、逆に気付かなかったが、この作品は野心作というか他に例がないほど、斬新で巧みに書かれている。特に第一楽章主部は旋律美の要素は少なく、第一、第二主題の性格も区別つかないほど、音階的でキビキビした主題で統一される、展開部のポリフォニックな部分など総譜を見ると、時計の歯車が組み合ったような巧みな書法だが、つい聴き流していた;クラリネットは表立たず、常に強奏部分で響きを彩っている、デイヴィスは全楽章、適切なテンポで絶妙の演奏、第一楽章の73、75小節に記されたスタッカートは譜例のように小気味よい表現、
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そして弦と管のバランスよい響きも特筆、どこを取っても過不足ない。
第二楽章、デイヴィスははまさに時計のリズムでとても自然、旋律美でも過剰にカンタービレにしないのがいい、節目を持たせた心地よさ、変奏形式はト長調に始まり、劇的なト短調に変わる、ト長調で一度終止して、休符のあと、変ホ長調で再開し、シンフォニックに終わる。
メヌエットは重くならず快活、終楽章は速すぎず堅実、期待どおりの演奏で締めくくる。

第102番
序奏のあと主部は総奏で開始するこの曲は多くの演奏例から、重厚なイメージを持っていたが、デイヴィスは第一楽章主部で意外に速めのテンポを取り、快活さに主軸を置いた演奏だ、さらにRCOの引き締まった合奏で、巧妙な展開部、充実した再現部から終結まで密度感が増して聴ける演奏効果に納得する。
第二楽章で使われる、ミュート付きtrpの響きもくっきり味わえる、
切れ味のよいメヌエットが心地よく、終楽章は程良く快速、展開部から終結にかけて斬新に書かれた魅力を明確に聴かせる。
A面、B面ともお気に入りのLPである。

ご覧いただき、ありがとうございました。
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category: F.J.ハイドン

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