Micha クラシック&リュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

C.ホグウッド:ハイドン 交響曲第41番  

ちょっと間があきましたが、音盤レビューです。

ハイドンの交響曲第41番ハ長調、これも疾風怒涛期の良い作品ながら、録音される機会は少ない、手元にはピノック、ヴァイル、ホグウッド、G.クーパー、D.R.デイヴィス盤があるが、最も心地よいのはホグウッド盤である、trp、timpの入る版もあるが、ホグウッドはこれらを除く版を使用、いつものしなやかタッチより、やや張り詰めた演奏で活気づけている。
hog hay sym41
クリストファー・ホグウッド指揮
エンシェント室内O


第一楽章、アレグロ・コン・スピリート、ホグウッドは快速なテンポをとり、祝祭的な始まりだが、第一主題の後半、27小節からの弦のトレモロ(f)を切り立て、痛快に演奏する、
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57小節からはしなやかな第二主題、
sc04_20170116111815535.jpg

展開部の始まりは短調で第一主題の変化形に思えるが、新たな主題にも聴こえる、
sc05b.jpg

97小節から疑似再現を聴かせ、105小節から疾走を聴かせる。133小節からが再現部、ホグウッドは例によって後半も反復する。
第二楽章、ウン・ポーコ・アンダンテ、弱音器をつけた弦によるこの時期らしい緩叙楽章、そこにflとobがソロで彩りを加える、やはり後半が味わい深い。
メヌエット、印象強いものはないが、フランス趣味というか、洒落た雰囲気。
終楽章、プレスト、三連符の疾走が続く痛快な楽章、
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ホグウッドはここも快速にアンサンブルをカチっと決めていて心地よい、trp、timpのない版により、弦楽の緻密さがよく聴けるようだ。

ご覧いただき、ありがとうございました。
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category: F.J.ハイドン

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コメント

41番の人気

41番の交響曲は確かに人気が余りない曲の一つ。私も以前、少し触れましたが、作曲者の生前から、この頃の時代にしては、かなり人気が高かった曲の一つだ思います。(生前からの出版数が多い)古典的の典型で、楷書的に表に出ている曲の一つ。
 しかし、楷書的といっても細かいところまで、自分なりに聴いて見ると、作曲者 ハイドンの大胆な面もあります。展開部の最初の部分の旋律。いきなり、突如、聞きなれない旋律が出てきて、当時の聴衆はびっくりしたと思います。

tenkichi995 #- | URL
2017/01/16 21:55 | edit

tenkichiさん こんばんは

ほんとうにこの展開部始まりの主題は何なんでしょうね?^^;ほかでは出てきませんし、大胆だし、とても効いていると思います、しかし聴き応えのある作品です。
意外な仕掛けを持った曲はほかにも多々あるので、宝探しのように楽しめます。

michael #xNtCea2Y | URL
2017/01/16 22:50 | edit

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