Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

C.ホグウッド:ハイドン 交響曲No.24  

ハイドンの交響曲全曲から、親しみやすい曲を抜粋するなら、24番は外せないだろう、全楽章が均整よく書かれ、第二楽章がflコンチェルトの良い手本のような聴き応え、メヌエット、終楽章も入念である、一聴した上での大胆さは感じないが、意外なところもあるようだ。haydn
hog hay s 24
クリストファー・ホグウッド指揮
エンシェント室内O


交響曲No.24ニ長調
第一楽章[アレグロ]、obとhorが旋律を取って始まる、憶えておきたいのは提示部の第二主題の終り近く、31小節からvn2に出るゼクウェンツは内声であり、ここではあまり目立たない、
sc01b_20170120100130451.jpg
展開部は第一主題で始まるが、44小節から、前述vn2のゼクウェンツをvn1、vn2が揃って転調しながら58小節まで駆け抜ける、
sc02b_20170120100208e6c.jpg
こういう例は他にあっただろうか、
また形式上、再現部はどこからなのか、第一主題がニ短調となった61小節からか?
sc03b_20170120100244b82.jpg
展開部の続きのように聴こえるが、ここからだとするとやはり珍しい扱いと思える。
第二楽章アダージョは美しく書かれたflソロと弦楽によるコンチェルト形式、AAMのソリストはLisa Beznosiukと思われるが、flトラヴェルソが清涼で心地よい。
メヌエット、主題はオーソドックス、トリオはobとhorがほぼ重なって聴こえ、特徴的に聴こえるものはない。
終楽章、きちんと書かれたソナタ形式に思われる、提示部の21小節から、vaとvcに現れるテーマが展開部の始め35小節でvn1に現れ、対位法の主題の1つに扱われる。
hay s 24
参考動画→ F.J.Haydn-Hob I:24-Symphony No.24 in D major (Hogwood)

ご覧いただき、ありがとうございました。
関連記事

category: F.J.ハイドン

tb: 0   cm: 2

コメント

No。24は、初期の交響曲でもユニークなひとつだと思います。再現部はやはりT61の短調での再現。中期から後期の交響曲だと、はっきりとしたた主調による再現が明白でないときもあります。それでも、再現部の後半当たりから第1主題が、主調で回帰してきて、統一感で終わるケースが多いでしょう。
 一方このNo.24は、短調で冒頭主題が再現された後は、主調で冒頭の主題が戻ってきません。この当たりは、実験的に作曲したかもしれません。No.31のFinale codaで第1楽章の冒頭主題が回帰して来たように(ブルックナーを予見されるもハイドンでは唯一)、ある種の実験で採用したと私は思います。

tenkichi995 #- | URL
2017/01/21 22:04 | edit

tenkichiさん こんばんは

この再現部については聴いていて、あれっと思い、スコアを眺めたしだいです;この時期のハイドンは定型的形式から様々な変化技の試みをしていた頃ですね。
この後も意外な仕掛けをした曲が多いので注意深く聴いて楽しみたいです。

michael #xNtCea2Y | URL
2017/01/21 22:42 | edit

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://micha072.blog.fc2.com/tb.php/1395-73574072
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

FC2カウンター

ブロとも一覧