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クイケンのハイドン86番  

ブリュッヘン、 T.ファイ、グッドマン・・と聴いてきて、クイケンが無いというのは片手落ち?ということで取り寄せました^^パリ・セット前半は持っていたので後半だけでも良かったのですが、全曲2枚組のほうがお値打ちでした。表紙デザインもわるくない。しかし解説内容は旧盤より省略されています。

ku paris
パリ・セット Sigiswald Kuijken Orchestra of the Age of Enlightenment
ku paris 0
旧盤:82~84番

購入して正解でした。いくつか古楽オケで聴いた86番として、特に抜きん出た特徴はないものの完成度が高く、最もベーシックな名演に思います。
第一楽章などブリュッヘンより快速ですが、ぴしっとした合奏のまとまりで充実して聴けます、弦と木管だけの涼やかな響きと、ティンパニが程よいパンチで引き絞める全奏の量感との対比、とても良いバランスです。終楽章でトランペット、ホルンが透明感をもって良く響くのもいいです。
そして木管勢が上手いのも完成度に一役かっているようです、第二楽章でじっくり聴けるフラウト・トラベルソの軽やかで安定感のある音は、L.ベズノシウクに違いないと思い、メンバー表を見たらやはりそうでした。オーボエも上手いです。これが次の87番第二楽章でもじっくり味わえます。
バロックの木管ソロは技巧的なソロ演奏だけに多少のぎこちなさは"味"となったり?して伴奏側が合わせますが、古典派オケのパート演奏では一体となった完璧さが求められますね。
弦が主体でホモフォニックな頃の古典派オケは木管は弦パートとダブって吹いたり、ハーモニーやリズム打ちを演奏したり、が主な役割でしたが(コンチェルト的に扱われるときは別として)、パリ・セットのようにポリフォニックで密度の高い書法になると木管も独立したパートを担い、木管だけのアンサンブルが入ったりして、変化豊かで楽しませるようになります。モーツァルトで言うと29番など典型的なホモフォニック、38番になると比較にならないほど密度が高まります、これもパリ・セットの影響が大きいんでしょうね。

PS.S.クイケンによる86番、こちらで良い音質で聴けますね、
Joseph Haydn - Symphony No. 86 in D major (Kuijken)
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category: F.J.ハイドン

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