Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話題など

R.グッドマン:ハイドン 交響曲No.24(再聴)  

このところ、ハイドンの疾風怒涛期やさらに初期の作品に聴き入っている。特に初期作品は後期作品のような彫りの深さ、灰汁の強さがないかわりに初期古典派らしい優美な風合い、各パートから溢れる飾りっ気を帯びた作風もまたこの時期の完成度を持って素晴らしい。
そしてこれら作品の魅力は演奏に大きくかかっている。

まずはロイ・グッドマン指揮、ハノーヴァー・バンドによる、交響曲No.24ニ長調、先般もホグウッド盤で取り上げた。
good hay 24
ロイ・グッドマン:指揮&通奏低音
ハノーヴァー・バンド
1994年録音(hyperion)


第一楽章 アレグロ、グッドマンは快速に引き締めた基調で心地よい、楽譜にはない細かな強弱法を巧みに使う、例として提示部の23小節から指定どおり、fになるが、29小節で一旦弱奏にしてじわりとcresc.するところなど効果的で引き付ける、
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R.ランドン版
展開部の44~58小節の疾走するところでも、同様に自然で巧みな起伏をつける。
第二楽章 アダージョ、ロココ趣味の残るような雅びな名旋律のコンチェルトであるが、特筆したいのはこの楽章のflトラヴェルソの上手さである、ゆったりしたオケ伴奏に乗り、センスの良いアゴーギグや装飾と、モダンflでは決して出せないトラヴェルソならではの深みを聴かせる、この演奏は他のどの音盤より素晴らしい。
メヌエット、活気と切れ味を持つ小気味よい主題、トリオでのflとhornを重ねた何ともまろやかな溶け合いが印象的。
終楽章 アレグロ、快速にテンポを取り、極めて弱奏で開始し、トゥッティでぐっと押し出す、強弱の痛快な扱い、キビキビした弦のトレモロ、ツボを心得た快演でしめくくる。

しばらくは、これら初期や疾風怒涛期の作品について書いていく予定。
ご覧いただき、ありがとうございました。
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category: F.J.ハイドン

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