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カメレオン超新星  

宇宙の物質は始めは水素とヘリウムだけだったが、恒星内部での核融合や超新星爆発、さらには中性子星合体などによって、多くの重元素が作られ、多様で豊かな物質宇宙へと進化してきた。超新星爆発も、恒星が持っていた元素によって種類が分けられる。
Ⅰ型とされる超新星はそのスペクトルに水素の吸収線が見られないⅡ型では水素の吸収線が見られる、というので大別される。しかし2014年、ペガスス座にある渦巻銀河NGC7331(距離3600万~4600万光年)に現れた超新星SN2014Cの場合、爆発から1年間観測を続けたところ、はじめ水素の吸収線がなかったが、その後現れ、Ⅰ型からⅡ型へと変身?したそうだ、
"Chameleon Supernova"とあだ名されている。
ngc7331.jpg
ペガスス座 銀河NGC7331と超新星SN2014C
sn2014c.jpg
X線による撮影
資料:NASA JPL画像
爆発を起こした星からはそれ以前に大量の水素を含む物質が放出され球殻状に取り囲んでいた、そこに爆発の衝撃波が到達して水素が検出され、Ⅱ型の特徴に変わったと考えられている。
なぜ大量の水素が放出されていたのか、大質量星内部での核融合が起こす現象に知られない部分があるかもしれない、あるいはこの超新星の傍にあった伴星の影響かもしれないとのことだ。

超新星爆発が間近とされる超巨星で、イータ・カリーナ星は今まで前兆的小爆発が観測され、伴星も存在するそうだ、ベテルギウスも不安定で周囲にガスを放出している様子を直接観測されている、これらも超新星爆発の際に何らかの特徴を現わすのだろうか。
なお1987年、大マゼラン雲に現れた1987Aでわかったように、超新星爆発は光で観測される数時間前にニュートリノが観測され、スーパー・カミオカンデなど観測機関ではニュートリノを検知した際、世界中の天文台に通報する体制が布かれている。

因みにⅠ型の一種Ⅰa型超新星は宇宙の距離を測る指標としてお馴染みだが、スペクトルに珪素の吸収線が見られるのが特徴だそうだ、連星系の白色矮星がもう一方の恒星からガスを取り込み、一定の質量に達した時(チャンドラセカール限界)爆発を起こすため、Ⅰa型の明るさはどれもほぼ同じとされる。

ご覧いただき、ありがとうございました。
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category: 宇宙・天体

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