Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話題など

B.ヴァイル:ハイドン 交響曲No.51  

古楽器オケによるハイドン"疾風怒涛期"の期待に応える録音をいち早く出したのがT.ピノックだったが、その後はB.ヴァイル、C.ホグウッドなどと楽しみが増えていった。今日はヴァイルの録音より51番、これはハイドンがそれまでの定石に拘らず内容を深めた野心作でもある。
b w hay 51
ブルーノ・ヴァイル指揮
ターフェルムジーク・バロックO
1992年録音


交響曲No.51番 変ロ長調 Hob.I:51
第一楽章Vivace、活気のある動機で始まり、hornのソロに伴い25小節までppでおさめ、26小節からffの総奏となり、思い切った対比が指示されている。
sc01_20170208101715610.jpg
ここでヴァイルは一際鋭く、驚愕の響きとする、消え入るように提示部を終わり、展開部は第二主題で始まる、斬新に引き付けて、冒頭の第一主題に戻るが(108小節)
sc02_201702081018268b0.jpg
ここは疑似再現、それは117小節の転調で気付かせる、その後、弦パートの掛け合いと深みをもった見事な展開となる、再現部も型通りでない工夫がいっぱい。
第二楽章Adagioは変ホ長調となり、きわめて穏やかな曲相の中で2つのhornは記録的最高音から最低音まで、超名人技が要求される、当演奏のナチュラルhornは見事に決める、obが間を繋ぎ旋律は簡潔だが美しい楽章にまとまる。
メヌエットの主題はすっきりしたもの、トリオが2つ置かれているのが珍しい、第1トリオは弦のみで清々しい、第2トリオは再びhornソロが活躍、今度はパッセージの演奏が聴きどころ。
終楽章 Allegro、いかにもロンド主題らしく始まるが、変奏曲の要素も合わせた巧みな楽章、hornも大いに活躍して終わる。

ご覧いただき、ありがとうございました。
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category: F.J.ハイドン

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コメント

第2楽章のhr。を中心に、この曲の構成を今まで自分なりに考えて着ました。第1楽章のt25からの部分も含めて、この協を再度、聴取したいと思います。T ファイ盤との比較が楽しみです。

tenkichi995 #- | URL
2017/02/09 21:15 | edit

tenkichiさん こんばんは

このところ初期~疾風怒涛期に集中して聴いています、まだ聴き逃していた傑作が結構あります;今度のT.ファイ盤は楽しみな曲揃いですね、CD2で後継者のスピルナーがどんな演奏をしているか注目したいです。

michael #xNtCea2Y | URL
2017/02/09 23:02 | edit

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