Micha クラシック&リュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

R.グッドマン:ハイドン 交響曲No.45「告別」  

先日のB.ヴァイルによる「告別」の第一楽章は急速なテンポながら細部をよく聴かせる好例だった、C.ホグウッドも同等のテンポで良く整った演奏だったが、今日のR.グッドマンはこれらを上回る限界的速さだ、ハイドンの中で指揮者によってこれほどテンポに差がでる曲も珍しい。h
goodman hay 45
ロイ・グッドマン:指揮&通奏低音
ハノーヴァー・バンド
1990年録音


交響曲No.45嬰ヘ短調「告別」
第一楽章 Allegro assai は3/4拍子だが、1小節を1拍と捉えて、メトロノーム=71の速さである、前半、後半とも反復されるが6:11で終る、vn2が弾いているシンコペーションも耳で追う暇がない、
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13小節からの16分音符は非常な素早さになる、
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グッドマンが狙ったのは一部犠牲にしてでも、この楽章の只ならぬ熱気だろうか、時間をかけず一気に進む、聴き手を危うさで引き付け、これも作戦の一つとして功を奏している、展開部に続く穏やかな別主題を静かに終え、再現部から終結までの激しさを際立たせる、ぐっと強弱の懐も深く、適宜レガートな表現も置いて単調さを避けている。
第二楽章 Adagio、十分弱奏で涼風のような演奏、引きずらず、節目をつけリズミカルに聴かせる、ここではチェンバロが良いリアライゼーションを添える。
メヌエット、Allegretto 軽やかな感覚、トリオではhornがレガートに奏でるのが好印象。
終楽章 Presto ここは極端に急速ではなく、普通に急速?である、きっちり合奏が決まり、弦楽のみの弱奏部と管が加わる総奏の対比が痛快。後半のAdagio、清涼な演奏で申し分ない、楽器が減っていき、最後でvnが装飾を入れ、一味加える。

ご覧いただき、ありがとうございました。
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category: F.J.ハイドン

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