Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

T.ファイ:ハイドン 交響曲No.40  

ご無沙汰していた、T.ファイのハイドンもあらためて聴いている、まずは40番から、
fey hay 40b
トーマス・ファイ 指揮
ハイデルベルク交響楽団
2001年 Hänssler Classic


交響曲No.40ヘ長調
第一楽章 Allegro、快活で流れ良い楽章で、ファイの演奏ではバスを奏でるfagが表情をもって目立ち、主旋律との対位法的な部分が明確で心地よい。提示部の終り[51]のバス旋律を展開部の入りでvn1が転調して引き継いで滑らかに続く、展開部はぐっと引き付ける内容だ。
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第二楽章 Andante piu tosto Allegretto、弦楽のみが使われ、全体がポリフォニックな2声で書かれている、vn1と2が同一パート、vaとvcも殆どオクターヴの同パートになる、また主題の多くの部分にスタッカートが付いている、明快で淡々とした曲だが、強弱の懐を深く聴かせる。

メヌエット 主題は第二楽章より旋律美を持ち、ファイは一際ゆったり、優雅に演奏、
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ここでもバス旋律が対位法的でバロックの趣きだ、トリオも雰囲気を変えず一体的な趣き。

終楽章 Fuga:Allegro 譜例の主題に基づくフーガ、
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ファイはじっくり落ち着いたテンポで、全パートを緻密に堂々と聴かせる、ヘンデルのフーガ楽章に近い雰囲気も持つが、vn2に始まる主題にはバス旋律が伴い、続いてvn1に主題が出る。素晴らしい発展を見せ、[173]からバスによる持続低音が入り、大詰めを知らせる。他にもバロック書法に倣った作品があるが、ハイドンのフーガで屈指の魅力に思う。

ご覧いただき、ありがとうございました。
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category: F.J.ハイドン

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コメント

41番の人気

 丁度、私もファイの新譜に備えて聴取記録を書いていました。最終楽章のfugaに向けての盛り上がりは共通した認識です。その前の第1楽章の提示部から展開部にかけての部分。提示部の繰り返しがあるので、この後、どの様に展開して行くか?  ファイの演奏は、T51のbassの動きが十分に聴き取れる演奏。展開部の第1vn.の流れるように続く部分も聴き所の一つだと思いました。No.40は、もっと注目されても良い曲の一つ。全集の企画クラスでないと、数が少ないのが残念です。

tenkichi995 #- | URL
2017/02/22 23:03 | edit

tenkichiさん こんにちは

ちょっと触発を受けまして、T.ファイもまた聴きたくなったところです。このアルバムでは40番がとくに光っているようですね、良い曲でありながら、"疾風怒涛期"とか、"パリセット"とか一つのまとまりから外れた曲は損な扱いになるようです。
新譜が届くまで、これまで揃えたファイ盤をいくつか聴き返してみたいですv

michael #xNtCea2Y | URL
2017/02/23 14:38 | edit

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