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「TRAPPIST-1」に7つの地球サイズ惑星発見  

系外惑星といえば、先日書いた恒星「HR 8799」を周る惑星のように直接観測可能なものもあるが、これらは明るく見える木星サイズ以上で、仮にこの恒星に地球サイズの惑星があったとしても、暗過ぎて掻き消されてしまう、よって、地球サイズの惑星探しは中心星が暗い赤色矮星で、今のところトランジット法の観測が中心となり、惑星が横切る減光の度合いから大きさ、減光の周期で公転周期がわかる。
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2月22日のニュースで、NASAがみずがめ座39光年にある極めて小さい赤色矮星TRAPPIST-1に地球サイズの惑星を7つ発見したと発表、昨年の5月に3つは確認されていたが、今回、ヨーロッパ南天天文台VLTとNASAのスピッツァー宇宙望遠鏡で新たに観測された、すでにWikipediaの記事も更新されている。赤色矮星TRAPPIST-1は直径が木星より僅かに大きいだけの恒星としては最小クラスで、7つの惑星は全て、太陽系の水星よりずっと内側にあたる軌道を周っている、ミニチュアのような惑星系だ。
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太陽系との軌道比較図(NASA/JPL/Caltech)
内側からTRAPPIST-1 b~hと符番される、このうち、e、f、g、の3つはハビタブルゾーンになるそうだ。
*面白いのはNASAが作成した、各惑星の多様な想像図、いつもながら具体化された想像図だが、根拠をもつ可能性の1つとして受け止めればよいだろう、
trappist01.jpg
拡大→NASA想像図(NASA/JPL/Caltech)
(符号のaは中心星に与えられるので惑星はbから始まる)
bは中心星に最も近く、軌道がいくらか楕円であったら木星のイオに似た火山惑星かもしれない、ハビタブルゾーンにあるのはe~gだが、eとfは水を湛えている、
trappist f
TRAPPIST-1 f
fはまさにアイボールアースで大きさは地球とほぼ同じ、hは氷に亀裂の入ったエウロパ、又はカロンに似ているといったところか、今は想像するのが楽しい^^
太陽系と違うのは中心星が極めて長寿であることと、惑星は潮汐ロックがかかった状態と見込まれる点だが、やがてJWSTほか次世代望遠鏡で、解明されてくるかもしれない、
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TRAPPIST-1 fからの『日の出も日没もない』眺め、想像図(NASA/JPL/Caltech)
太陽系の惑星や衛星も個性豊かだが、想像もつかない変な惑星の存在も期待したい(笑)
ご覧いただき、ありがとうございました。
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category: 宇宙・天体

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コメント

ワクワクしますね。

michaelさん、こんばんは。

宇宙の果てにある惑星が見つかっただけでもワクワクするのに、NASAの想像図がやたら具体的なイメージなので想像が膨らみますね。

「うちの太陽、もうすぐやばいよ。」とか言いながら向こうも他の惑星を探しているかもしれないですね。

ばけぺん #ibS8y52A | URL
2017/02/26 19:09 | edit

ばけぺんさん こんばんは

太陽系の惑星も参考にしながら、可能な限り理論予測をした想像図だとは思いますね、
2015年に探査機画像で詳しくわかった冥王星も、事前の想像図を見ると、まるで大ハズレという程ではなかったように思います、あのハート形まで予測は無理でしたが;
アルマが初めて捉えた原始惑星系円盤も理論予想図とそっくりでしたし。

michael #xNtCea2Y | URL
2017/02/26 19:56 | edit

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