Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

原典譜を見よう  

手稿譜は作曲者自身の手もあれば、助手を務めた人の手と思われるものがあります、アンナ・マグダレーナ・バッハの筆跡は夫とそっくりだという例もありますが、側近の手による信頼できるものでしょう。
bach vc 6
バッハ 無伴奏チェロ(ヴィオラ・ポンポーサ)組曲No.6より

今は楽譜ソフトなどで非常に見やすい楽譜も出回っていますが、一か所も写し誤りのないものはめったにないようで、写しの写しだったりもします。単なる誤写のみでなく、バロック期や古典派期の作品を19~20世紀の旋法趣味で音が変更されたり、本来無かった記号が付けられたりしています、それが標準楽譜のように通っていたり・・
以前、教室の集いでバッハの曲のCDをいくつか聴いて、皆で「間違い音探し」をしました、おかしな音に気付いたら、さっと手を挙げます。我々でも気づくような誤写された音をプロの奏者がそのまま録音している例もあり、原典を見ていないのがわかります。「新バッハ全集」にも誤写が多いと聞きます。

リュート関係の楽譜、特にバロック期は活字化されたものは僅かしかなく、ほとんど奏者は手稿譜のファクシミリを使うことになります。幸か不幸か前述のような弊害は少ない、ただ、写りが不鮮明で、記号なのか、汚れなのか判別つかないものはある;
visee te
ロベール・ド・ヴィゼ:アルマンド
手稿譜には活版譜では伝わらない、楽曲の表情が読みとれることもあります。

下はハイドン、交響曲第92番「オックスフォード」の総譜(第二楽章)、写譜屋がパート譜を作る原稿でしょう、
sc hay sym92 2nd
ハイドン:交響曲第92番「オックスフォード」第二楽章
ハイドンも今はほとんどがR.ランドン版が使われるでしょうが、古い録音にはあちこち異なる音が聴こえます、こうした作品も後世の誤写や変更がないか、よく照合してみる意味はあるでしょう、専門家が気づかず、アマチュアが発見する例もありますから。

ご覧いただき、ありがとうございました。
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