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【新着】B.スピルナー:ハイドン 交響曲No.35(vol.23)  

一昨日の2枚組アルバムだが、CD1、CD2と交互に書いていくことにした。
今日はT.ファイの後継者スピルナー指揮で、CD2の35番について
百パーセント、ファイさながらに、とは行かないだろうが、長くハイドン交響曲全集に向けて取り組んできたハイデルベルク響のメンバーにはファイと共有の演奏スタイル、美質は浸透していると思う、ここはコンサートマスターのスピルナーが率いてorchメンバーだけによる継続がやはり唯一の道だろう。CD1はどの程度かわからないが、ファイの関与を尊重して出されたようで?未完の感はやむを得ないが、CD2はスピルナーらによって、あらたに研ぎ澄まされている。また録音も心機一転したようで程良いホールトーンが入るが、各パート明確に聴ける。
fey hay vol23fey hay 35
ハイデルベルク交響楽団
CD2:ベンジャミン・スピルナー指揮、2016年6月、
Hänssler Classic


交響曲No.35変ロ長調
第一楽章 Allegro di molto 溌剌とした主題の好きな曲だが、始まると同時にファイが復帰したかのような印象、快速で始まりから[4]までは涼やかに、horの豪奏が先行し[5]からfで総奏がぐっと押し出す。弦楽がユニゾンで重なる[9]からもまさに快活、
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[31]から[39]までを緻密に段階を付けながらcresc.する。
sc35c02.jpg
展開部の短調となるポリフォニックな部分の彫りの深さ、全体に低域に力が漲る、なんとファイを凌駕しそうな気合いである^^
帯域と強弱のスパンが大きいので、小型コンポでは聴き切れないだろう。
第二楽章 Andanteは粘ることなくさらりと涼やか、弦楽がホールトーンで一段と美しい、疾風怒涛期らしい充実はまだ十分でない緩抒楽章だが、強弱の対比深く、美音で引き付ける。
メヌエット Un poco allegretto 主題の部分で力感で引き締めたり、涼やかな響きにしたり、適切な表情を聴かせる、トリオではvn2とvn1がパートを交替で弾くが、
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vn1のほうだけソロにしている、ファイも使うであろう効果だ。
終楽章 Presto 急速で緻密に決まったアンサンブルと第一楽章同様、低域が力強く、心地よい緊迫感この上ない。
35番、1曲でも感動もので、期待以上の素晴らしい再スタートを果たしてくれた、スピルナーとorchメンバー、今後も大いに楽しみにしたい。

ご覧いただき、ありがとうございました。
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category: F.J.ハイドン

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