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星団の中の若すぎる星  

宇宙・天体の話題は少し日が経つとネタが古くなってしまいます;

"3月10日、豪・電波天文学研究国際センターのBi-Qing For氏らの研究チームは、天の川銀河から16万光年離れたところにある隣の矮小銀河、大マゼラン雲の星々について、星団の位置と数千個もの若い星の位置とを照合した。そして、同じ星団に属していながら、他の星よりもはるかに若い星の候補を15個発見した。(AstroArts)"というニュースがあった。
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大マゼラン雲 可視光画像(矮小銀河だが、僅かに渦巻き構造がある)
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赤外線天文衛星「スピッツァー」がとらえた大マゼラン雲
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上の「スピッツァー」画像のの部分のクローズアップ
資料:NASA/JPL-Caltech/M. Meixner (STScI) & the SAGE Legacy Team

まず「星団」についておさらいすると、天の川銀河内にも多くみられる散開星団はガスや塵が集まった一つの星雲の中で集団で生れた星々だが、初期宇宙では銀河の合体が頻繁だったので、星間ガスが大量に圧縮され、密集度の非常に高い星団もできたと思われる、現在銀河を周回している球状星団は100億歳以上の古い星ばかりで、そんな時代の生き残りが重力の束縛で散らばることなく存続している、という説は自然だと思う。規模の小さい星団は銀河を周回中に銀河の重力で引き離され、銀河に取り込まれていったと考えられる。

大小マゼラン雲は銀河合体の経験がない?と見られ、星の材料となるガスや塵が豊富にあり、現在も星形成が活発で、球状星団を思わせるような星が密集した散開星団もみられる、
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散開星団 NGC265 (大マゼラン雲)
同じ星雲の中では兄弟として誕生した星達のはずだが、今回の観測で同じ星団の中に極端に年齢の離れた若すぎる星が発見された。同じ星団でも恒星は大小様々な大きさで生れる、マゼラン雲は材料が豊富な分、巨星も生まれやすいと思われるが、巨星は寿命が桁違いに短く、爆発してしまう、このまき散らされた材料で星団の纏まりが散逸しない間に次の世代の星が生まれているのではないか、と今回の分析から推測されている。
関連過去記事:エディントン限界  球状星団の卵?:「爆竹分子雲」

ご覧いただき、ありがとうございました。
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