Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話題など

T.ファイ:ハイドン 交響曲No.7「昼」(vol.23)  

CD1、CD2と交互に聴いているハイデルベルク響のvol.23、今日はT.ファイが指揮したハイドン交響曲No.7「昼」について、
fey hay 7
ハイデルベルク交響楽団
トーマス・ファイ指揮、2014年3月
Hänssler Classic


交響曲No.7ハ長調「昼」
第一楽章 フランス序曲のスタイルで付点リズムの序奏で始まるが引きずらず軽やかに演奏して心地よい、主部Allegroはシンフォニア・コンチェルタンテとなり、ポリフォニックで各ソロ楽器を巧みに用い、実に噛み合いの上手いやり取りは、テレマンの快活な楽章を思わせると同時にハイドンらしい手腕だ。ファイと奏者達の演奏もそんな楽しみが迸る心得た名演。
第二楽章 Recitativo Adagio ハ短調で始まり、歌劇の悲劇的場面さながらにvnソロがレチタティーボを弾くよう書かれているが、当演奏ではあたかも具体的台詞があってvnが替って唱えるかのようにデリケート、踏み込んだ表現が聴きどころ、
sc07a.jpg
vnソロ・レチタティーボの一部[16]から、ハ短調だが楽譜面はイ短調表示にしてある
余談だが、[20]の始まりの部分は、
sc hay 7b
ヴィヴァルディの「四季」"夏"の一節を思い出す^^
vi 4s s
ヴィヴァルディ 「四季」:夏、第一楽章より
後半はト長調となり、vnとvcのソロに2本のflが助奏する二重協奏曲で、後々も協奏曲の傑作を書くハイドンのセンスの高さを見せる、vnとvcによるカデンツァもハイドン自身が入念に書いている。ソリストはここも比類のないほど美しく集中させる名演だ。
メヌエット、速度指定なく、ゆったり優雅に演奏、トリオではcbがソロを聴かせる、2本のナチュラルhorの響きも加わり、何とも渋い味わい、このテンポがしっくりくる。
終楽章 Allegro、ここでも各楽器がソロを聴かせるが、flの活躍が目立つ、よく整った秀演だが、終楽章はもう少し気合いで攻めてくるものがほしいと感じた。スピルナーがあらためて録音したら変わっていたかもしれない?
しかし、数ある中で当演奏の満足度は高く、第一、第二楽章が良かった。

ご覧いただき、ありがとうございました。
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category: F.J.ハイドン

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