Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

B.スピルナー:ハイドン 交響曲No.46(vol.23)  

ハイデルベルク響のハイドン交響曲、23集の続きです。
今日はB.スピルナーが指揮する46番について、先日の35番同様、聴き手を集中させる演奏。
sp hay sym46fey hay 7
ハイデルベルク交響楽団
CD2:ベンジャミン・スピルナー指揮、2016年6月、
Hänssler Classic


交響曲No.46ロ長調
同時期に書かれたNo.45「告別」の姉妹作のような充実した作品と思うが「ロ長調」というめったに使わない調で書かれる、vnでは開放弦が1つしか使えず、当時の木管楽器ではクロスフィンガリングが多くなるそうで、これもハイドンの新しい響きへの試みか?
第一楽章 Vivace 簡潔で力のある動機に始まる、溌剌とする[13]からの、vaとバスは一段と力強く刻み肉迫する、
sc hay 46 a
[22]から、vn1とvn2が左右チャンネルから対等、明確に聴こえ、これも心地よい、
sc hay 46 b
ロ長調だが、全体に短調に転じる部分が多い、ベートーヴェンの「コリオラン」序曲にも似た緊迫感に包まれる。展開部[61]~はpで第一主題をポリフォニックに始め、[76]からは嬰ヘ短調となり、R.ランドン版では[ff]が補記されているが妥当だろう、
sc hay 46d
スピルナーによる彫り深く引き締まった快演は見事。
第二楽章 Poco adagio ロ短調となり、6/8拍子でシチリアーノのリズムを持つが疾風怒涛期の魅力も十分な緩抒楽章、スピルナーはすっきりした感覚、vnは弱音器を付け、遠く清涼に響いてくる、他の楽器が色彩と起伏を付けて行く、ソナタ形式の再現部[43]からobの2度の入る和声が魅力だが、そのアウフタクトからvn2が入り、より流麗感を与える。
sc hay 46 c
メヌエット、幾分速めのテンポで、爽快にまとめる、トリオは弦や管がほぼ和声進行を奏でるだけの簡潔さが意外、ここではobが少し装飾する。
終楽章、Presto e scherzando、期待どおり、快速に切れ味よく決める、総奏ではバスもどっしり押し出し、ダイナミズム効果も十分聴かせる、展開部のあと、しばしメヌエットが再現され、Prestoに戻り(何か言いた気な?)謎めいた終結をする。
この46番もひじょうに満足いく名演だったv

ご覧いただき、ありがとうございました。
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