Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

T.ファイ:ハイドン 交響曲No.36  

T.ファイが活躍中の録音もいくつか聴いています。
今日は20集に入っている36番、これも初期作品として好きな曲で、先日グッドマンで聴いた17番と作曲年も近く、第一楽章は近似した作風が見られる、ただしこちらは4楽章ある。
fey hay 36
ハイデルベルク交響楽団
トーマス・ファイ指揮、2013年
Hänssler Classic


交響曲No.36変ホ長調
第一楽章 Vivace 装飾的で快調な主題が用いられるが、ファイは溌剌と切れ味良い。
例として[10]からのように
sc01_20170326084447620.jpg
vn1とvn2の主題の受け渡しが巧みで、全体にそんな書法が効いていて魅力、ここはvn1、2の左右配置で明確。[18]からのfでファイはhorを豪奏させ、気合いが入る、
[36]~[43]の短い部分が第二主題かもしれないが、
sc02_20170326084853cef.jpg
展開部では断片的に現れる、
[1]~[60]が提示部、[61]~[120]が展開部、[121]~[165]が再現部、と区分され、展開部だけで提示部と同じ長さになる、[83]で一区切り置くようだが、
sc01b_20170326084358d4a.jpg
大いに聴きどころで冗長さはない。
なおファイは展開部の[101]から一回目の演奏で心もち加速しているように聴こえる?いつの間にか元に戻り、反復ではインテンポに感じる。
第二楽章 Adagio は管は休みで、vnとvcによる二重協奏曲、しかもバロックのリトルネッロ形式で書かれる、センスの良い初期古典派的な趣きで、2人のソロは雅やかに聴かせる。
メヌエット、ゆっくりめでリズムはくっきり弾ませた演奏、トリオも含め、特に際立った特徴はない。
終楽章 Allegro(Presto) 上声部とバス部が対位法的に書かれる部分が多い、ファイは快速に引き締める。第一楽章の充実は素晴らしいが、この時期、メヌエットや終楽章は秀作ながら、十分に引き付ける内容とはいかないようだ。

ご覧いただき、ありがとうございました。
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category: F.J.ハイドン

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