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惑星系のでき方  

ケプラー宇宙望遠鏡はじめ、様々な観測で太陽系以外にも無数の惑星系が確認され、HSTやアルマ望遠鏡でも、原始惑星系の姿を直接捉えている。m
HL_Tau.jpg
おうし座HL星(アルマ望遠鏡)
こうした惑星系はどのように作られるのか、まだ詳細には解明されていない。

星雲の中で、密度の高い部分では収縮し始める、ランダムな動きで集まったガスや塵は1つの角運動に均され、回転が起きる、中心の密度が高まり原始星が生まれる、原始星の周りに残された物質が回転し、降着円盤ができる、しかしこのままでは円盤物質もやがて重力で中心星に呑み込まれ、また一部は恒星風で外界へ飛ばされ、周囲には何も残らないことになる。
001c_20170420111549726.jpg
ある程度質量を持った塊にならないと、中心星を周る天体にはなれない。円盤に含まれる固体の塵がくっ付きあって微惑星が作られ、これが種となって原始惑星へと成長するとされるが、そう簡単ではなさそうだ、
001b_20170420013156daa.jpg
岩石タイプに絞って考えると、始めに微粒子である塵同士がどのようにくっ付くのか?まず分子サイズであれば静電作用でくっ付く、しかし砂粒サイズになると、くっ付く術がない(*氷同士ならくっ付きやすい)、一つの説が、円盤の中で乱流が起き、部分的に大きな塵の集まりができて、それが重力で一気に塊となり、微惑星が作られ、さらに合体して原始惑星となる、
Fig3.jpg
想像図:理化学研究所
やがて原始惑星同士が衝突、現在の惑星までになった、ということだ。なお、円盤ガスが残っているうちはその抵抗が惑星の公転速度を落とし、中心星へ落下していく、やがて円盤ガスが消滅して、落下を免れた惑星だけが残るらしい。

ところで、4月19日夜、地球に小惑星2014 JO25が最接近する(おおぐま座を横切る方向)と報じられたが、大きさは直径650m、地球から約180万km(地球から月までの約4.6倍)を通るので何事もなかった。事前に70mアンテナでレーダー観測した動画がある、
2014 JO25
動画:NASA Radar Images of Asteroid 2014 JO25
チュリモフ・ゲラシメンコ彗星に似て、2つの小惑星がくっ付きあったような形で自転している、密度は雪を丸めたようなスカスカ状態かもしれないが?これも太陽系の惑星が形成される過程の一つを残しているのかもしれない。

PS.系外惑星には中心星のすぐ近くを木星のような巨大惑星が周る例が多いようだが、太陽系はうまく出来ていて、内側を地球など岩石惑星が周り、外縁からやってくる危険な彗星を木星や土星が強い重力で引き寄せ、内惑星への到達を減らしている、こういう軌道配置になったのは紆余曲折の末と考えられている。

ご覧いただき、ありがとうございました。
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category: 宇宙・天体

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